問題
正の整数に対し,を進法で表したときの数字の並びを進法で表された数だと思って読みとった数をとする.例えば,のとき,は進法でと表されるのでである.このとき,次の問いに答えよ.(1) のときの値を求めよ.また,のときの値を求めよ.(2) は進法では桁で表され,進法では桁で表されるとする.が成り立つとき,の値を求めよ.(3) 進法で桁で表されるのうちで,が成り立つ最大のものを求めよ.(4) は進法で桁で表されるとする.このとき,となることを示せ.
方針
解法1(7進法の各桁を文字で置く方法)
7進法の各桁を文字で置き,とをそれぞれ7の位取りと10の位取りで表す。は桁の条件つき一次式になるので,桁の範囲で絞り込む。
解法2(桁の寄与をまとめて最大化する方法)
7進3桁を と置き、差 を桁ごとの寄与としてまとめる。 から を得た後、(2)は10進2桁の制約、(3)は の辞書式最大化に使う。(4)も同じ差の最小評価で処理する。
解答
解法1(7進法の各桁を文字で置く方法)
(1)
のとき,の7進法表示はであるから
である。また
より,の7進法表示はである。したがって
である。
(2)
の7進法表示をとする。ただしは1から6までの整数,は0から6までの整数である。このとき
である。より
すなわち
である。さらには10進法で2桁であるからである。条件を満たす桁を調べると,のみが可能である。よって
である。
(3)
(2)と同じくとおくと
である。最大のを得るには,まずを最大にする。のとき
であり,からが可能である。このうちを大きくするのはで,そのときである。したがって最大のものは
である。
(4)
の7進法表示をとする。ただしは1から6までの整数,は0から6までの整数である。このとき
である。よって
である。ここでより
である。したがって
である。
解法2(桁の寄与をまとめて最大化する方法)
(1)
位取りをそのまま読み替えると
(2)
とおけば
よって 。 から である。 では 、 では だが後者2組は 。したがって
(3)
同じ関係を使うと
最大の に対し だから 。大きい方の では なので
(4)
とすれば
ゆえに常に である。