方針
等差数列の一般項と和からを決める。をさらに和にしてを求め,を因数分解して自然数範囲で最小値を調べる。最後はを計算し,定積分から得る三次方程式を解く。
解答
(1) であるからである。これよりであり,である。
(2)
(1)よりである。したがってである。
(3) である。よってである。自然数について,では,では,ではである。したがって最小となるのはであり,そのときの値はである。
(4) であるからである。一方,である。よってすなわちである。左辺はで0となる。また,関数は実数全体で単調に増加するので,解はただ一つである。したがってである。
別解
解法2(3次式の有限差分で最小値を判定する方法)
方針
を3次式まで整理したら、値を場合分けする代わりに差 の符号を見る。和 は3次式の和の公式で一括計算し、最後の3次方程式は因数分解して実数解を確定する。
解答
(1) (2)を解くとしたがって であり、(3)よって隣接項の差をとるとしたがって 、 では減少し、
、 では増加する。ゆえに(4)
(1)と和の公式から一方、これが84に等しいから左辺はと因数分解できる。第2因子は判別式
より実数の範囲で常に正である。したがって
総評
目安時間は18〜22分。標準解法は の値を直接比較し、別解は有限差分 で増減を確定した。差が0になる位置と同値の2項 の対応に注意する。 は7項を列挙してもよいが、3次式の和で再計算すると独立な検算になる。