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広島大学 2021年度
文理共通数学 第2問

問題

座標平面において,2つの放物線

上にそれぞれ点 ,点 をとる。次の問いに答えよ。

(1) 放物線 上に点 と異なる点 があり, は垂直であるとする。このとき, の座標を求めよ。

(2) 放物線 上に点 と異なる点 があり, は垂直であるとする。このとき, の座標を求めよ。

(3) はそれぞれ (1),(2) で定めたものとする。このとき,四角形 が正方形であることを示せ。

出典:広島大学 2021年度 前期 文理共通 第2問

方針

解法1(内積条件を直接因数分解)

放物線上の点をそれぞれ文字で置き,垂直条件を内積ゼロとして方程式にする。既知点 に対応する解を除き,残る実数解を求める。最後は隣り合う辺の長さと内積を計算して正方形を示す。

解法2(直径ACの円を利用)

垂直条件を『点 は直径 の円周上にある』と言い換える。円と2つの放物線の交点を求め,最後は2本の対角線が互いに二等分し,長さが等しく直交することから正方形と判定する。

解答

解法1(内積条件を直接因数分解)

(1)

とおく。垂直条件より

である。は点に対応するので除く。左辺をで割ると

すなわち

である。2次式の判別式は負であるから,。よって

である。

(2)

とおく。垂直条件より

である。整理すると

となる。は点に対応し,2次式の判別式は負である。したがって であり,

である。

(3)

であるから,

であり,さらに

である。また

であるから,四角形は平行四辺形である。隣り合う辺の長さが等しく,かつそのなす角が直角であるので,四角形は正方形である。

解法2(直径ACの円を利用)

(1)

と同値である。したがって は直径 の円周上にある。この円は

で表される。

ここに を代入すると

を得る。最後の2次式の判別式は

である。 は点 なので除き,

となる。

(2)

同様に より, も直径 の円周上にある。第2の放物線

を円の方程式へ代入して整理すると

となる。最後の2次式の判別式は ,また は点 に対応する。よって

である。

(3)

4点の配置は次のようになる。

広島大学 2021年度 第2問の図1

対角線の中点はともに

であるから,四角形 は平行四辺形である。また

より

対角線が等しい平行四辺形は長方形であり,対角線が直交する平行四辺形はひし形である。したがって両方を満たす は正方形である。