問題
座標平面において,2つの放物線
上にそれぞれ点 ,点 をとる。次の問いに答えよ。
(1) 放物線 上に点 と異なる点 があり, と は垂直であるとする。このとき, の座標を求めよ。
(2) 放物線 上に点 と異なる点 があり, と は垂直であるとする。このとき, の座標を求めよ。
(3) はそれぞれ (1),(2) で定めたものとする。このとき,四角形 が正方形であることを示せ。
方針
解法1(内積条件を直接因数分解)
放物線上の点をそれぞれ文字で置き,垂直条件を内積ゼロとして方程式にする。既知点 に対応する解を除き,残る実数解を求める。最後は隣り合う辺の長さと内積を計算して正方形を示す。
解法2(直径ACの円を利用)
垂直条件を『点 は直径 の円周上にある』と言い換える。円と2つの放物線の交点を求め,最後は2本の対角線が互いに二等分し,長さが等しく直交することから正方形と判定する。
解答
解法1(内積条件を直接因数分解)
(1)
とおく。垂直条件より
である。は点に対応するので除く。左辺をで割ると
すなわち
である。2次式の判別式は負であるから,。よって
である。
(2)
とおく。垂直条件より
である。整理すると
となる。は点に対応し,2次式の判別式は負である。したがって であり,
である。
(3)
であるから,
であり,さらに
である。また
であるから,四角形は平行四辺形である。隣り合う辺の長さが等しく,かつそのなす角が直角であるので,四角形は正方形である。
解法2(直径ACの円を利用)
(1)
は と同値である。したがって は直径 の円周上にある。この円は
で表される。
ここに を代入すると
を得る。最後の2次式の判別式は
である。 は点 なので除き,
となる。
(2)
同様に より, も直径 の円周上にある。第2の放物線
を円の方程式へ代入して整理すると
となる。最後の2次式の判別式は ,また は点 に対応する。よって
である。
(3)
4点の配置は次のようになる。
対角線の中点はともに
であるから,四角形 は平行四辺形である。また
より
対角線が等しい平行四辺形は長方形であり,対角線が直交する平行四辺形はひし形である。したがって両方を満たす は正方形である。