問題
1個のさいころを3回投げる。1回目,2回目,3回目に出た目をそれぞれ とし,
とする。次の問いに答えよ。
(1) である確率を求めよ。
(2) 2次方程式 が異なる2つの実数解をもつ確率を求めよ。
(3) 2次方程式 が異なる2つの実数解をもつとき, である条件付き確率を求めよ。
方針
解法1(全事象216通りを数える)
まず の36通りを ごとに数え, の個数を出す。次に の偶奇で2次係数が変わるので判別式を分ける。条件付き確率は,実数解をもつ全事象の個数と を満たす個数を比べる。
解法2(偶奇別の度数表)
第2投と第3投の組 を表にして判別式条件の度数を可視化する。次に第1投の偶奇を3通りずつに分け,条件付き確率は度数の比として求める。
解答
解法1(全事象216通りを数える)
(1)
の順に,を満たすの個数は
である。したがって求める確率は
である。
(2)
が偶数のとき,判別式は であるから,条件を満たす は(1)より17通りである。が奇数のとき,判別式は であり,常に正である。よって条件を満たす組の数は
である。全体は 通りなので,求める確率は
である。
(3)
である。となるのは,が奇数で のときだけである。このとき判別式は であるから,は6通りすべて可能である。したがって条件を満たす組は 通りである。よって条件付き確率は
である。
解法2(偶奇別の度数表)
(1)
を固定したとき, を満たす の個数を並べると
となる。 は全部で36通りだから
である。
(2)
が偶数なら
であり,表から は17通りである。 が奇数なら
なので36通りすべてが該当する。偶数・奇数の目は各3個だから,有利な結果は
通りである。したがって
となる。
(3)
導関数は
である。 が偶数なら は不可能である。 が奇数なら より であり,このとき は6通りすべて許される。したがって『異なる2実根をもち,かつ 』となるのは
通りである。条件事象は (2) の159通りなので
である。