方針
試行2は試行1後の赤玉数で場合分けする。試行3は,箱Dの玉が赤か白かで場合分けし,箱Eに白玉だけが入る確率を組合せで表す。最後にP(Y)を求めて条件付き確率にする。
解答
(1)
i=0のとき,残った7個のうち赤玉は3個であるからp0=7C23C2=71である。i=1のとき,残った7個のうち赤玉は2個であるからp1=7C22C2=211である。
(2)
試行1で箱Aに赤玉が入る確率はqA=n+83である。またqC=n+8n+5p0+n+83p1であるからqC=7(n+8)n+5+21(n+8)3=7(n+8)n+6である。
(3)
まずX∩Yを考える。箱Dに赤玉が入り,その後,残ったn+7個から箱Eに入るn個がすべて白である確率はP(X∩Y)=n+83⋅n+7Cnn+5Cn=(n+8)(n+7)(n+6)126である。
次にY∩Zを考える。箱Dに赤玉が入る場合の寄与はn+83⋅n+7Cnn+5Cn⋅7C22C2=(n+8)(n+7)(n+6)6である。箱Dに白玉が入る場合の寄与はn+8n+5⋅n+7Cnn+4Cn⋅7C23C2=(n+8)(n+7)(n+6)30である。したがってP(Y∩Z)=(n+8)(n+7)(n+6)36である。
(4)
箱Eに入るn個がすべて白である確率はP(Y)=n+8Cnn+5Cn=(n+8)(n+7)(n+6)336である。よってPY(X)=P(Y)P(X∩Y)=336126=83であり,PY(Z)=P(Y)P(Y∩Z)=33636=283である。
別解
解法2(事象Yを先に条件として固定する方法)
方針
(1) (2)は全確率で計算する。(3)(4)は先に事象 Y を固定すると、
残る8個が赤3・白5となり、X,Z の条件付き確率を直接読める。
解答
(1)
i=0 なら残りは赤3・白4、i=1 なら赤2・白5だからp0=7C23C2=71,p1=7C22C2=211.(2)qA=n+83,qC=n+8n+5⋅71+n+83⋅211=7(n+8)n+6.(3)
Y の下で残る8個は赤3・白5である。したがってP(Y)PY(X)P(X∩Y)P(Y∩Z)=n+8Cnn+5Cn=(n+8)(n+7)(n+6)336,=83,PY(Z)=8C23C2=283,=(n+8)(n+7)(n+6)126,=(n+8)(n+7)(n+6)36.(4)
上の2行目よりPY(X)=83,PY(Z)=283.
総評
難度6,計算量6。想定時間は22分程度。試行2では白玉を指定して取り出す点,試行3では単に玉を取り出す点を区別する必要がある。条件付き確率は分母のP(Y)を別に計算し,Dの色による場合分けを整理できるかが得点差になる。 広島大学公式の問題・出題意図と独立解答を照合し、結論・設問番号・論理の流れを再確認した。
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出典: 広島大学 2022年度 前期 共通数学 第3(理系では4)問(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。