問題
原点をとする座標平面上の点を考える.を実数とし,点は直線上にも直線上にもないとする.直線に関して点と対称な点をとし,直線に関して点と対称な点をとする.次の問いに答えよ.(1) 点および点の座標を,を用いて表せ.(2) 直線と直線が交点をもつための条件を,のうちの必要なものを用いて表せ.さらに,このときの交点の座標を,のうちの必要なものを用いて表せ.(3) 直線と直線が交点をもつための条件を,のうちの必要なものを用いて表せ.さらに,このときの交点の座標を,のうちの必要なものを用いて表せ.(4) は(2)と(3)の両方の条件を満たすとし,は(2),(3)で定めた点であるとする.このとき,直線と直線が垂直となり,直線と直線が垂直となるの値を求めよ.
方針
解法1
反射先を座標で表し,直線を媒介変数で表す。との交点は,との交点はを代入して求め,最後は垂直条件を座標の条件に直す。
解法2(直線QRの法線ベクトルを直接求める方法)
反射で得た を結ぶ直線を、傾きではなく法線方程式で表す。軸との交点は代入だけで求まり、最後の垂直条件も方向ベクトルの内積が0という形で処理できる。
解答
解法1
(1)
は軸であり,は直線である。したがって
である。
(2)
直線上の点を
と表す。との交点ではであるから
である。よって交点をもつための条件はであり,このとき
である。したがって
である。
(3)
との交点ではであるから
となる。これは
であるから,交点をもつための条件はであり,このとき
である。よって
である。
(4)
(2),(3)よりである。直線と直線が垂直であるためには,が鉛直であればよい。点の座標は1であるから
である。また,直線の傾きは1であるから,直線の傾きがであればよい。したがって
である。よって
が成り立つ。これらからであり,
となる。ここでより
である。
解法2(直線QRの法線ベクトルを直接求める方法)
(1)
直線 は 軸、直線 は である。したがって
(2)(3)
だから、その法線ベクトルとして
をとれる。点 を通ることを用いると、直線 の方程式は
となる。
との交点では であるから、交点をもつ条件は
であり、
との交点では であるから、(1)は
となる。したがって交点をもつ条件は
であり、
(4)
とおく。 の方向ベクトルは なので、
よって
また とおくと、 の方向ベクトルは であるから
よって
(2),(3)の右辺を比較すると
これを(3)に代入して
交点条件より だから