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広島大学 2023年度
理系数学 第5問

問題

関数について,次の問いに答えよ.(1) のグラフの概形をかけ.ただし,グラフの凹凸は調べなくてよい.(2) を定数とするとき,次のについての方程式(*)の異なる実数解の個数を調べよ.(*) (3) 定積分の値を求めよ.(4) (2)の(*)が実数解をもつに対して,(2)の(*)の実数解のうち最大のものから最小のものを引いた差をとする.ただし,(2)の(*)の実数解が一つだけであるときにはとする.関数の最大値をとおくとき,定積分の値を求めよ.

出典:広島大学 2023年度 前期 理系 第5問

方針

解法1

まず定義域と増減を調べる。でのは,水平線がグラフの正の部分を切る横幅なので,として計算する。

解法2(2解の幅を判別式で表して直接積分する方法)

とおいて方程式 の2次方程式に直す。2実根の差は「判別式の平方根÷2次係数」なので を明示できる。最後は と置換して直接積分する。

解答

解法1

(1)

定義域はである。

である。したがってで増加し,で減少する。また

であり,

である。よってグラフはで最大値をとり,を通る形である。

(2)

とおく。(1)の増減より,方程式の異なる実数解の個数は

である。

(3)

である。とおくと,のときのときであり,

である。したがって

である。

(4)

のとき,はグラフのうちの部分を水平線で切った長さである。したがって

である。ここで

である。まず

である。また,部分積分により

であるから,(3)を用いて

である。よって

である。

解法2(2解の幅を判別式で表して直接積分する方法)

(1)

定義域は である。また

したがって で増加し、 で減少する。

よって最大値は

であり、グラフの概形は次の通りである。

広島大学 2023年度 第5問の図1

(2)

とおくと

と同値である。この2次方程式の判別式は

のもとで の符号を調べると、

となる。なお(1)の実根は元の定義域 に含まれる。実際、元の関数の増減からも各枝に1個ずつ対応する。

(3)

とおけば、 に対応するから

したがって

(4)

では(1)の2実根の差が である。 と判別式を用いて

また だから

とおくと、 はそれぞれ に対応する。よって

ここで

半角置換 により

(2),(3)へ代入すると