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北海道大学 1986年度 前期日程 第2次学力試験理系数学 第5問

数直線上の整数点x=1,2,3,,nに,
合計n個の黒または白の石を1つずつ,
黒石どうしは隣り合わないように置く.
黒石を3個使う置き方は何通りあるか.
ただし,n5とする.

難易度3/ 10計算量2/ 10目安12

場合の数 数え上げ、場合分け

方針

黒石を置く3つの位置を選べば、残りの位置はすべて白石で決まる。したがって、1x1<x2<x3n かつ隣り合わない、つまり x2x1+2x3x2+2 を満たす3点の選び方を数えればよい。隙間を1つずつ詰める変換 y1=x1y2=x21y3=x32 によって、1 から n2 までの中から3個選ぶ問題に直す。別解として、3個の黒石の間と両端の白石数を分配して数える方法もある。

解答

黒石を置く位置を 1x1<x2<x3n とする。黒石どうしが隣り合わない条件は x2x1+2,x3x2+2 である。

そこで y1=x1,y2=x21,y3=x32 とおく。このとき 1y1<y2<y3n2 である。逆に、1y1<y2<y3n2 を満たす3つの整数を選べば x1=y1,x2=y2+1,x3=y3+2 により、隣り合わない3つの黒石の位置がただ1通り定まる。

したがって置き方の数は、1,2,,n2 から3つを選ぶ数に等しい。よって n2C3 通りである。

別解

解法2(白石をすき間へ分配)

方針

3個の黒石を先に置き、間の2か所に白石を1個ずつ必須配置する。残る白石を両端を含む4つのすき間へ分配し、非負整数解を数える。

解答

3個の黒石を黒 白 黒 白 黒の順に先に置く。これで黒石3個と必須の白石2個を使うので、残る白石は n5 個である。

追加の白石を、左端、2つの黒石間、2つの黒石間、右端という4つのすき間へ入れる個数を u1,u2,u3,u4 とするとu1+u2+u3+u4=n5,ui0.この非負整数解の個数はn2C3である。各解から石の並びが一意に決まり、逆も成り立つので、求める置き方はn2C3通りである。

総評

隣接しない位置の選択を数える問題で、目安は12分。位置を詰める方法と、必須の白石を先に置いてすき間へ分配する方法が対応する。n=5では黒白黒白黒の1通りとなり公式の端も確認できる。

冊子PDFで見る北大の場合の数の問題で問題集を作る

出典: 北海道大学 1986年度 前期 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。