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岡山大学 2024年度 前期理系数学 第4問

座標平面上で,線分S:x+y=1(0x1)と曲線C:x+y=1で囲まれた図形Dを考える.S上に点(0,1)からの距離がtとなる点Pをとる.このとき,0t2である.また,点Pを通り,直線x+y=1と垂直に交わる直線をlとする.以下の問いに答えよ.

(1) 直線lの方程式をtを用いて表せ.

(2) 直線lと曲線Cの交点をQとする.線分PQの長さをtを用いて表せ.

(3) 図形Dを直線x+y=1のまわりに1回転してできる回転体の体積を求めよ.

難易度6/ 10計算量6/ 10目安20

積分図形と方程式関数 座標設定置換体積計算面積計算

方針

Pを軸上の距離tで表し、u=x,v=yで曲線条件と垂線条件を一次化する。PQを回転半径として円板法で積分する。

解答

(1)
線分 S 上で (0,1) から距離 t の点はP=(t2,1t2)である。直線 x+y=1 の傾きは 1 なので,これに垂直な直線 l の傾きは 1 である。よってy(1t2)=xt2すなわちy=x+12tである。

(2) d=12t とおくと,直線 lyx=d である。曲線 C 上の点 Q=(x,y) に対し,u=x,v=y とおくとu+v=1,yx=v2u2=(vu)(v+u)=vuである。したがって vu=d であり,x+y=u2+v2=1+d22となる。直線 lS に垂直であるから,PQ=1(x+y)2=1d222である。d=12t を代入してPQ=tt22である。

(3)
x+y=1 に垂直な断面は半径 PQ の円である。したがって求める体積はV=π02(tt22)2dtである。計算するとV=π02(t22t3+t42)dt=π[t332t44+t510]02=2π15である。

別解

解法2(曲線の媒介変数)

方針

p=xで曲線C(p2,(1p)2)と媒介表示する。曲線上の点から回転軸への垂線の足までの軸方向距離tと垂直距離PQpで直接表し、pを積分変数にする。

解答

(1)
S(0,1)から(1,0)への単位方向ベクトルは12(1,1)なのでP=(t2,1t2).Sに垂直な直線の傾きは1であるからl:y=x+12t.(2)
曲線C上でp=xとおくと0p1で、Q=(p2,(1p)2)と媒介表示できる。

Q=(x,y)から直線x+y=1へ下ろした垂線の足をPとすると、(0,1)からPまでの軸方向の符号つき距離はt=xy+12.ここにx=p2,y=(1p)2を代入してt=2p,p=t2.また、Qから軸までの距離はPQ=1xy2=1p2(1p)22=2p(1p).したがってPQ=tt22.(3)
回転軸に垂直な断面は半径PQの円である。t=2pよりdt=2dpだからV=π01{2p(1p)}22dp=22π01(p22p3+p4)dp=22π(1312+15)=2π15.端点p=0,1では半径が0となり、積分区間全体が図形Dを一度ずつ走る。

総評

難度6、計算量6、想定20分。平方根をu,vで一次化する方法と、曲線を(p2,(1p)2)で媒介表示する方法を用意した。どちらでもt=2pPQ=2p(1p)が得られ、体積2π/15が一致する。

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出典: 岡山大学 2024年度 前期 理系数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。