過去問データベース 過去問を探す

岡山大学 2024年度
理系数学 第4問

問題

座標平面上で,線分と曲線で囲まれた図形を考える.上に点からの距離がとなる点をとる.このとき,である.また,点を通り,直線と垂直に交わる直線をとする.以下の問いに答えよ.

(1) 直線の方程式をを用いて表せ.

(2) 直線と曲線の交点をとする.線分の長さをを用いて表せ.

(3) 図形を直線のまわりに回転してできる回転体の体積を求めよ.

出典:岡山大学 2024年度 前期 理系 第4問

方針

解法1(標準解法)

を軸上の距離で表し、で曲線条件と垂線条件を一次化する。を回転半径として円板法で積分する。

解法2(曲線の媒介変数)

で曲線と媒介表示する。曲線上の点から回転軸への垂線の足までの軸方向距離と垂直距離で直接表し、を積分変数にする。

解答

解法1(標準解法)

(1)

線分 上で から距離 の点は

である。直線 の傾きは なので,これに垂直な直線 の傾きは である。よって

すなわち

である。

(2)

とおくと,直線 である。曲線 上の点 に対し, とおくと

である。したがって であり,

となる。直線 に垂直であるから,

である。 を代入して

である。

(3)

に垂直な断面は半径 の円である。したがって求める体積は

である。計算すると

である。

解法2(曲線の媒介変数)

(1)

からへの単位方向ベクトルは

なので

に垂直な直線の傾きは1であるから

(2)

曲線上でとおくとで、

と媒介表示できる。

から直線へ下ろした垂線の足をとすると、からまでの軸方向の符号つき距離は

ここにを代入して

また、から軸までの距離は

したがって

岡山大学 2024年度 第4問の図1

(3)

回転軸に垂直な断面は半径の円である。よりだから

端点では半径が0となり、積分区間全体が図形を一度ずつ走る。