方針
連続する自然数の個数を ,初項を とおくと,和は になる。(1) は を満たす約数 を調べる。(2) は2つの因数の偶奇が逆になることから,奇数因子が でなければならないと示す。(3) は と に分け,具体的な連続和を構成する。
解答
(1) 初項を ,項数を とするとである。したがってであり, より である。 であるから, をみたす約数はである。このうち で, が自然数となるものはである。よってである。
(2) が 個の連続する自然数の和で表せたと仮定するとである。 と は偶奇が逆である。右辺が2の累乗であるためには,奇数の因数が でなければならない。 が奇数なら となり に反する。 が偶数なら であるから,これも にならない。したがって は2個以上の連続する自然数の和で表せない。
(3) のとき, 個の連続する自然数を考える。これはすべて自然数で,和は である。
のとき, 個の連続する自然数を考える。これもすべて自然数であり,平均は ,項数は だから,和はである。以上より, は2個以上の連続する自然数の和で表せる。
総評
難度6,計算量5。想定時間は22分程度。連続和を と表すことが全体の骨格である。第(1)問は約数候補を絞る計算,第(2)問は偶奇性,第(3)問は存在証明として具体的な列を構成することが得点の中心になる。