方針
整数解を とおき、整数係数方程式から が の約数に限られることを使う。さらに解と係数の関係で残り2解の積を と表し、これが整数である条件から に絞る。最後に を代入して を求め、重解を除く。
解答
整数解を とする。定数項が であるから、整数解 は の約数であり、である。
3つの解を とすると、解と係数の関係よりである。残り2つの解の積 は整数なのでが整数である。 を考えると、いずれの場合も でなければならない。
よって方程式はとなる。 を代入するとすなわち となり、整数解はない。
を代入するとよりである。したがって である。
を代入するとよりである。したがって である。
を代入するととなり、整数解はない。
候補は である。 のときとなり、異なる3つの実数解をもたないので除く。 のときであり、2次式の判別式は正である。 のときであり、2次式の判別式は正である。
以上よりである。
別解
解法2
方針
整数解 と残り2根の積 を未知数として因数分解し,定数項と最高次係数から を使う。有限候補を直接代入し,判別式で3実根条件を確認する。
解答
整数解を ,残り2根の積を整数 とする。定数項と最高次係数から左辺は整数だから は5を割る。 は正の整数なのでまた整数根定理から である。方程式は各 を代入するととなる。 ではで重根をもつため除く。一方で,いずれも2次因子の判別式が正かつ整数根とは異なる2根をもつ。よって
総評
難度6、計算量6。想定時間は18分程度。整数解の候補を に絞るだけでなく、残り2解の積が整数である条件から を導くところが重要である。最後に が重解をもつため条件外であることを確認する必要がある。