方針
原点での接線の傾きから を決める。次に の導関数を直線の傾きと等置して接点を求め、接点が直線上にある条件から を定める。共有点は二次方程式を因数分解し、最後は二つの放物線の上下関係を確認して別々に積分する。
解答
(1)
微分すると直線 は原点で に接するから(2)である。接点の 座標を とすると、接線の傾きが であることから接点は直線 上にもあるのでしたがって(3)
共有点では である。両辺を6倍して整理すると左辺はと因数分解できる。 だから二つの解は異なり、である。
(4)
のとき であり、したがって共有点は で、 では である。位置関係は次図のようになる。
よってここでだから、
別解
解法2(接線との差を完全平方にする)
方針
直線 と各放物線との差を見る。 がこの直線に接する条件を判別式0として処理すると、差が完全平方になる。さらに も積の形へ直し、交点と面積を一つの式から読む。
解答
(1) であるから、直線 は原点で に接する。したがって(2)
直線と の差はこれが重解をもつための条件はよってこのときとなるので、接点はである。
(3)
(2) の を用いるとしたがって のとき、共有点の 座標はである。
(4)
ならよって
総評
難度5、目安時間18分。接線条件を『導関数の値』で処理する方法と、『放物線と直線の差が完全平方になる』と見る方法が対応している。後者を使うと接点、共有点、上下関係が因数分解された式から一続きに読める。面積は で左右に分け、積分区間を取り違えないことが重要である。