方針
各成分について、 なら硬貨の表裏にかかわらず 、 なら表のときだけ となる。この重みを使って条件付き確率の分母と分子を直接数える。
解答
(1)
和が7になる順序対はの6通りである。よって(2)
硬貨が表なら必ず である。裏の場合は のときに限るから(3)
2成分は独立なので一方、 のもとで となる硬貨の確率は である。したがってよって求める条件付き確率は(4)
和が7になる6通りのうち、 では硬貨の重みが 、残り4通りでは である。よってしたがって
別解
解法2(条件後のさいころ分布を先に作る)
方針
1成分について と分かった後の の分布をベイズの公式で求める。各成分は条件を付けた後も独立なので、この事後分布から (3)(4) を通常の積の確率として計算する。
解答
(1)
和が7になる順序対は6通りだから(2)
硬貨が表の場合と、硬貨が裏かつ の場合を足すと(3)
が分かった後の の分布を求める。 なら は確実であり、 なら確率 である。したがって条件 のもとでも2成分は独立だから(4)
和が7になる順序対のうち、 の条件付き確率はそれぞれ 、残り4通りはそれぞれ である。よって
総評
難度4、目安時間12分。硬貨の操作により、さいころの目1だけが他の目の2倍の重みをもつ。分子・分母を同時確率で数える方法と、条件後の分布 を先に作る方法を相互検算できる。理系第5問とは設定が似ているが、本問は文系第3問として独立に扱う。