方針
全事象を順序つきの 通りとして前半を直接数える。(5) は と並べ,最小値で場合分けして非減少解を尽くし,最後に重複度に応じた順列数を戻す。
解答
(1)
が回ずつ出ればよいので、有利な出方は通りである。よって確率はである。
(2)
異なるつの目を選ぶと、そのうち昇順になる並びは通りである。したがって有利な出方は 通りであり、確率はである。
(3)
回の目がすべて異なる出方は通りである。よって確率はである。
(4)
集合がである出方は、各回がまたはで、しかも両方が現れる出方であるから通りである。このうち は通りである。よって条件付き確率はである。
(5)
を小さい順に並べて とする。では和がを超え、では和が高々である。したがってまたはを調べればよい。
のときであり、からである。のときはであり、のみである。非減少解と順序つきの個数をまとめるとである。したがって順序つきの有利な出方は通りである。よって確率はである。
総評
【公式出題意図との対応】公式の出題意図は,数学Aの「場合の数と確率」について,条件に合う出方を重複なく効率よく数えられるかを確認するものとされている。本解答は前半を順序つきで数え,(5) だけ小さい順に分類してから順列数を戻している。
難度3,計算量3。想定時間は10分程度。(4) の条件事象は6通り,(5) の非減少解は の3種類である。
【別解監査】(5) は216通りを表にして調べることもできるが,試験答案としては因数分解 を用いる分類の方が漏れがなく,理由も明示できる。
【独立検算】全 通りを列挙し,(1)から順に有利事象が 通り,(4) の条件事象が6通り,(5) が10通りであることを確認した。