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広島大学 2025年度 前期文系数学 第1問

1個のさいころを3回投げ、出た目を順にa1,a2,a3とする。次の問いに答えよ。

(1) 集合{a1,a2,a3}が集合{2,5,6}と等しくなる確率を求めよ。

(2) a1<a2<a3である確率を求めよ。

(3) a1,a2,a3がすべて異なる確率を求めよ。

(4) 集合{a1,a2,a3}と集合{2,3}が等しいとき、a1=3,a2=2,a3=3である条件付き確率を求めよ。

(5) 1a1+1a2+1a3=1である確率を求めよ。

難易度3/ 10計算量3/ 10目安10

確率場合の数 数え上げ、条件付き確率、場合分け

方針

全事象を順序つきの 63 通りとして前半を直接数える。(5) は b1b2b3 と並べ,最小値で場合分けして非減少解を尽くし,最後に重複度に応じた順列数を戻す。

解答

(1)
2,5,61回ずつ出ればよいので、有利な出方は3!=6通りである。よって確率は663=136である。

(2)
異なる3つの目を選ぶと、そのうち昇順になる並びは1通りである。したがって有利な出方は 6C3=20 通りであり、確率は2063=554である。

(3)
3回の目がすべて異なる出方は654=120通りである。よって確率は12063=59である。

(4)
集合が{2,3}である出方は、各回が2または3で、しかも両方が現れる出方であるから232=6通りである。このうち (a1,a2,a3)=(3,2,3)1通りである。よって条件付き確率は16である。

(5)
a1,a2,a3を小さい順に並べて b1b2b3 とする。b1=1では和が1を超え、b14では和が高々34である。したがってb1=2またはb1=3を調べればよい。

b1=2のとき1b2+1b3=12であり、(b22)(b32)=4から(b1,b2,b3)=(2,3,6),(2,4,4)である。b1=3のときは1b2+1b3=23であり、(b2,b3)=(3,3)のみである。非減少解と順序つきの個数をまとめると(b1,b2,b3)順序つきの個数(2,3,6)6(2,4,4)3(3,3,3)1である。したがって順序つきの有利な出方は6+3+1=10通りである。よって確率は1063=5108である。

総評

【公式出題意図との対応】公式の出題意図は,数学Aの「場合の数と確率」について,条件に合う出方を重複なく効率よく数えられるかを確認するものとされている。本解答は前半を順序つきで数え,(5) だけ小さい順に分類してから順列数を戻している。

難度3,計算量3。想定時間は10分程度。(4) の条件事象は6通り,(5) の非減少解は (2,3,6),(2,4,4),(3,3,3) の3種類である。

【別解監査】(5) は216通りを表にして調べることもできるが,試験答案としては因数分解 (b22)(b32)=4 を用いる分類の方が漏れがなく,理由も明示できる。

【独立検算】全 63=216 通りを列挙し,(1)から順に有利事象が 6,20,120 通り,(4) の条件事象が6通り,(5) が10通りであることを確認した。

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出典: 広島大学 令和7年度 一般選抜(前期日程)数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。