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広島大学 2025年度 前期文系数学 第2問

t>0とする。また、a,bを実数とし、二つの関数f(x)=x33x2+4,g(x)=x2+ax+bを考える。座標平面上の二つの曲線C1:y=f(x)C2:y=g(x)x座標がtである共有点Pをもち、かつ点Pにおいて共通の接線をもつとする。次の問いに答えよ。

(1) 関数y=f(x)の極値を求めよ。

(2) a,bをそれぞれtを用いて表せ。

(3) t>0における関数F(t)=01{g(x)f(x)}dxの最小値を求めよ。

難易度4/ 10計算量4/ 10目安12

微分積分関数 接線・法線微分による最大最小、計算整理

方針

共有点での関数値と導関数の一致から a,bt で表す。積分後に代入して F(t) を三次式にし,t>0 で微分して最小化する。別解では gfx=t を二重根にもつことを直接使う。

解答

(1) f(x)=3x26x=3x(x+2)である。したがって x=2 で極小、x=0 で極大となる。値はf(2)=0,f(0)=4である。よって極小値は0、極大値は4である。

(2)
共通点と共通接線の条件よりg(t)=f(t),g(t)=f(t)である。まず2t+a=3t26tよりa=3t28tである。またt2+at+b=t33t2+4に代入してb=2t3+4t2+4である。

(3) g(x)f(x)=x3+4x2+ax+b4であるから、F(t)=14+43+a2+b4である。(2)を代入するとF(t)=2t3+52t24t+1912である。微分するとF(t)=6t2+5t4=(2t1)(3t+4)である。t>0 では 0<t<1/2F(t)<0t>1/2F(t)>0 だから,t=12 で最小となる。したがって最小値はF(12)=1124である。

別解

別解(接点を二重根として差を因数分解)

方針

C1,C2x=t で接することは,h(x)=g(x)f(x)x=t を二重根にもつことと同値である。最高次係数と x2 の係数から残りの一次因子を決め,積分して最小化する。

解答

h(x)=g(x)f(x) は最高次係数が1の三次式で,x=t を二重根にもつ。x2 の係数が4であることからh(x)=(xt)2(x+2t+4)である。展開して x と定数の係数を比較するとa=3t28t,b=2t3+4t2+4も同時に得られる。

したがってF(t)=01(xt)2(x+2t+4)dx=2t3+52t24t+1912.よってF(t)=(2t1)(3t+4).t>0 では 0<t<1/2 で減少,t>1/2 で増加するので,最小値はF(12)=1124である。

総評

【公式出題意図との対応】公式の出題意図は,微分と積分を総合し,2曲線が接する条件を値と導関数の一致として扱えるかを確認するものとされている。標準解法では a,b を消去して F(t) を直接最小化し,別解では接することから差を重根で因数分解した。

難度4,計算量4。想定時間は12分程度。t>0 では停留点 t=1/2 だけが候補であり,導関数の符号が負から正へ変わることまで書くと完結する。

【別解監査】差 gf(xt)2(x+2t+4) と置く別解は,接線条件を重根として捉える独立性のある解法なので収録した。

【独立検算】F(t) を展開・微分して F(t)=(2t1)(3t+4) を再確認し,密な数値探索でも最小点 t=1/2,最小値 11/24 を確認した。

冊子PDFで見る広大の微分の問題で問題集を作る

出典: 広島大学 令和7年度 一般選抜(前期日程)数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。