問題
をを満たす実数とする。を原点とする座標平面上の点、に対して、点および点を以下の条件により定める。
(i) は線分上の点である。
(ii) は直線に関してと異なる側にある。
(iii) とは合同である。すなわち、、、が成り立つ。
次の問いに答えよ。
(1) をを用いて成分表示せよ。
(2) をを用いて成分表示せよ。
(3) の座標をとする。がの範囲を動くとき、のとり得る値の範囲を求めよ。
(4) となるとき、の値を求めよ。
出典:広島大学 2025年度 前期 文系 第4問
方針
とおく。合同条件から , を読み, の単位法線のうち条件 (ii) に合う向きを選ぶ。 の座標を求め,値域は の二次関数,角条件は第2象限の直線 で処理する。
解答
条件 (ii) により, は を反時計回りに 回転した向きになる。次図は の配置例である。
(1)
、とおく。で、である。また であり、は線分上にあるから
である。
(2)
は、、を満たすので、とは垂直である。は直線に関してと異なる側にあるから、に垂直な向きとしてを選ぶ。よって
である。
(3)
(1)、(2)より
である。したがって
である。ここで である。また
より で最大値 をとり, で に近づく。連続性から,値の範囲は
である。
(4)
であることは、点が直線 上で第象限にあることと同値である。したがって
である。このとき右辺が正であるから である。この範囲では両辺が正なので,平方しても同値である。整理すると
となり、
を得る。かつより
である。したがって
である。