方針
各直線を媒介変数で表し,点が乗る直線の順序を として統一する。次の直線への垂線条件は,次の直線の方向ベクトルとの内積が0であることに直す。どの遷移でも同じ漸化式 が得られるので,媒介変数を明示してから長さの二乗を整理する。
解答
(1)
3直線を媒介変数で表すとである。
点 を 上の点 とおく。 の方向ベクトルは であり,だから, よりである。したがって であり,である。
次に を 上の点 とおく。 の方向ベクトルは であり,だから, よりである。よって であり,である。
(2)
点が 上にあるとき,それぞれと表す。問題文の手順では点は の順に乗る。 の媒介変数を とする。
例えば , の場合, の方向ベクトル との内積が0であるからすなわちである。 から , から の場合も座標の巡回置換で同じ式になる。
いま であり,だからである。
長さはどの遷移でも同じ形で計算できる。 から の場合を計算すると,である。 を用いるととなるので,である。ここに を代入してを得る。
したがってである。
別解
解法2
方針
各直線上の点を同じ媒介変数で表し,漸化式を解いた後, ごとの座標を明記する。連続する2点の座標差を直接計算して長さを得る。
解答
(1) とおくと,方向ベクトル との垂直条件からよって同様に とおけばより(2) の属する直線上での媒介変数を とする。どの遷移でも次の直線の方向ベクトルとの内積が0となる条件は だからしたがって例えば から への座標差を取り, を使うと他の2遷移も座標の巡回置換なので同じである。 を代入して
総評
難度7,計算量7。想定時間は25分以上。空間内の3直線を媒介変数で統一し,垂線条件を方向ベクトルとの内積で処理する問題である。初期手順と整合する直線順は であり,どの遷移でも同じ漸化式に帰着する。採点点は, の媒介変数計算,方向ベクトルとの内積条件,長さの二乗を先に求める整理である。点列順を誤ると漸化式が変わるため,問題文の循環順の確認が重要である。