方針
(1) では桁数を固定し,各位の和を で上から評価する。(2)では (1) により4桁以下へ絞り,一の位が であることから各桁を文字で置いて,桁の範囲を使って順に決定する。
解答
(1)
が 桁であるとする。 より でありである。各位の数は高々 だからここでとおく。であり, に対してしたがって ,すなわちが成り立つ。ゆえにこれで示された。
(2)
(1) より,解は に限られる。また右辺を で割った余りは だから, の一の位は である。そこでとおく。このとき元の等式に代入するとしたがって左辺はを満たすのでこれよりに限られる。すると よりだから を調べればよい。それぞれとなる。整数条件を満たすのは2組である。
実際に各位の和を確かめるとよって求める整数はである。
別解
解法2
方針
(2) を桁ごとに置かず, を利用する。等式から を得れば,4桁の範囲で各位の和の候補は4個しかなく,対応する を直接確認できる。
解答
(1)
が 桁なら ではまた を1増やすと左辺は10倍になる一方,右辺の増加は だけである。より正確にはしたがって ではよって である。
(2)
等式を満たす は (1) より である。一方 なのでしたがって は4桁であり任意の整数は各位の和と を法として合同だから一方,元の等式からよってすなわち と合わせるとのいずれかである。
等式 から対応する と実際の各位の和を調べるととなる。候補と実際の各位の和が一致するのはである。
総評
難度5,計算量4。想定時間は15分程度。(1)で桁数による上からの評価を作り,(2)で探索範囲を4桁未満まで落とせるかが中心である。採点上は, の扱い,一の位が であること, の範囲評価から に絞る部分が重要になる。最後の候補は必ず元の等式に戻して確認したい。