過去問データベース 過去問を探す

一橋大学 2018年度
文系数学 第5問

問題

を実数とし

とする。2つの曲線

の範囲に共有点を持つ。

(1) のとりうる値の範囲を求めよ。

(2) 2つの曲線 で囲まれた2つの部分の面積が等しくなるような の値を求めよ。

出典:一橋大学 2018年度 前期 文系 第5問

方針

解法1

を因数分解して内部の共有点を求める。(2)では共有点の左右で差の符号が逆になるため,2領域の面積が等しい条件を区間全体の符号つき積分が になる条件へ置き換える。

解法2

差を と書き, を区間 の中央に関して対称な重みとみなす。面積等分点 はこの重みの重心に当たり,置換 だけで と分かる。

解答

解法1

(1)

2曲線の差は

では だから,この範囲の共有点は

である。この点が に入る条件は

したがって

(2)

とおくと であり

よって

では

では である。2つの領域の面積が等しいことは

と同値である。

実際に計算すると

したがって

これは を満たす。

一橋大学 2018年度 第5問の図1

よって求める値は

である。

解法2

(1)

である。 では なので,内部の共有点は

これが の間にあるための条件は

(2)

とおく。すると

であり, である。左右の面積が等しい条件は

両辺を移項すると

したがって

ここで

だから,置換 により

両辺を加えると

よって

だったから

これは (1) の範囲に入るので,求める値は

である。