問題
を自然数とする.数列を
により定める.数列に平方数でない項が存在することを示せ.
出典:一橋大学 2019年度 前期 文系 第1問
方針
解法1
定数解 を引いて とおくと, となり,6周期が現れる。実際に から までを で表す。もし全項が平方数なら,特に が平方数であることから を絞り,残りの項で矛盾を出す。
解法2(連続する平方数ではさむ)
第3項 だけに注目する。 なら と の間に挟まるので平方数ではない。残る は表で確認し, の場合だけ第5項を用いる。
解答
解法1
とおくと,
である。よって ,さらに となるから, も6周期である。初めの6項を計算すると
である。
もし平方数でない項が存在しないと仮定すると,特に は平方数である。そこで となる自然数 がある。 であり,
である。二つの因数は同じ偶奇であるから,可能なのは だけである。したがって である。
しかし のとき であり,これは平方数ではない。これは仮定に反する。よって数列 には平方数でない項が存在する。
解法2(連続する平方数ではさむ)
漸化式から
である。
まず とする。このとき
だから
と は連続する平方数なので,その間にある は平方数ではない。
残る については
となる。 では が平方数ではない。
の場合だけ は平方数であるが,
なので は平方数ではない。
以上より,どの自然数 に対しても数列 には平方数でない項が存在する。