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一橋大学 2020年度 前期文系数学 第1問

以下の問いに答えよ。

(1) 10102020 で割った余りを求めよ。

(2) 100桁の正の整数で各位の数の和が 2 となるもののうち、2020 で割り切れるものの個数を求めよ。

難易度5/ 10計算量4/ 10目安18

整数場合の数 合同式、剰余分類、数え上げ、場合分け

方針

2020=20101 と分解する。(1)は 20101 での余りを合わせる。(2)は各位の和が2となる桁配置を2種類に絞り、末尾2桁の条件と 1041(mod101) を使って数える。

解答

(1) 2020=20101,gcd(20,101)=1である。1010 は20で割り切れる。一方、102=1001(mod101)より1010=(102)51100(mod101).求める余りを r とすると0r<2020,r0(mod20),r100(mod101).r=20k とおけば20k100(mod101).2051(mod101) なので k5(mod101) であり、r=100を得る。

(2)
右から 0,1,,99 桁目と番号を付ける。各位の和が2である100桁の正の整数は、次のどちらかである。I:99桁目だけが 2,II:99桁目と別の1桁が 1.Iの場合の数は21099.109910(mod101) だから101で割り切れず、不適である。

IIの場合、もう一つの 1 を右から r 桁目に置く。20で割り切れるには一の位が0、十の位が偶数でなければならないから2r98.また1041(mod101),109910(mod101).したがって101で割り切れる条件は1099+10r0(mod101)    10r10(mod101)    r1(mod4).範囲内の候補はr=5,9,13,,97で、その個数は9754+1=24.よって求める個数は 24 個である。

別解

解法2(2020を法とする10の累乗周期を直接使う)

方針

104100(mod2020) から、指数4ごとの余りが固定されることを示す。(2)では100桁の候補を 210991099+10r に分け、周期表だけで0になる位置を数える。

解答

(1)
2020を法として104=10000100である。さらに(100)104(100)2=10000100(mod2020)だから、m1 に対して104m100(mod2020).これに 10,102,103 を掛けるとj0123104m+j(mod2020)192010201001000(m1)となる。1010 は指数が 42+2 なので、余りは100である。

(2)
各位の和が2である100桁の正の整数は21099または1099+10r(0r98)の形である。

周期表より10991000(mod2020).したがって前者は210992000≢0(mod2020)で不適である。後者が2020で割り切れる条件は10r10001020(mod2020).小さい指数 r=0,1,2,3 を直接確認し、以後は周期表を使うとr1(mod4),r5である。よってr=5,9,,97の24通りとなる。

総評

難度5、目安時間18分。(1)の余り100が(2)の累乗周期へつながる。100桁かつ各位の和が2という条件から、最高位を先に固定することが最重要である。20と101へ分ける方法では末尾条件を、2020上の周期を使う方法では小さい指数を周期外として別確認する。

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出典: 一橋大学 2020年度 前期日程 数学 第1問(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。