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一橋大学 2020年度
文系数学 第2問

問題

を定数とし、 とする。方程式

を満たす の個数を求めよ。

出典:一橋大学 2020年度 前期 文系 第2問

方針

解法1(正接への置換)

もとの方程式が定義される範囲を確認してから とおく。二倍角公式で の方程式に直し、常に得られる解と、パラメータ によって増える2解を分ける。

解法2(正弦・余弦だけの式に直す)

定義域を保ったまま分母を払うと、 の積の形になる。常に存在する と、 の値域から生じる追加解を数える。

解答

解法1(正接への置換)

もとの方程式が定義されるためには

が必要である。

ここで

とおく。 において、 は実数全体を一度ずつ動く。また、 の定義域から

である。二倍角公式を使うと

すなわち

となる。

まず

から が常に1個得られる。

のとき、ほかの解はない。 のとき、残りの条件は

右辺が正なら、 は正負2個の値をとる。この条件は

である。これらの範囲では右辺は にならないので、除外値 も生じない。

一方、 では右辺が0となり、すでに数えた と重なる。したがって、解の個数は

である。

解法2(正弦・余弦だけの式に直す)

定義域は

である。この範囲では分母を払ってよいから

を用いると

を得る。

となるのは

だけであり、これは常に解である。

追加の解は

から生じる。 ではこの式は成り立たない。 では

右辺が の間にあれば、 に2解がある。その条件は

端点も確認する。 では となり、得られるのは既出の だけである。 では となるが、 はもとの式の定義域外である。

よって

となる。