方針
以外の素数は,これら4数のどれでも割り切れない。そこで から までの整数から4種類の倍数を包除原理で除き,素数候補の個数を上から評価する。
解答
以外の素数は, のどれでも割り切れない。したがって,まず から までの整数のうち,これら4数のいずれでも割り切れないものの個数を求める。
1個の数の倍数の個数の和は2個ずつの最小公倍数の倍数の個数の和は3個ずつの場合はであり,4個すべての最小公倍数 の倍数は4個である。よって包除原理から,いずれでも割り切れない整数は個である。
この228個には も含まれるが,上からの評価なのでそのまま残してよい。小さい素数 を加えても,素数の個数は高々である。したがって, 以下の素数は 個以下である。
別解
解法2(合成数を767個つくる)
方針
まず の倍数である合成数を包除原理で数える。さらに,それらと重ならない合成数として, 以上 以下の素数2個の積を数え,合成数の下界を作る。
解答
から までの整数のうち, の少なくとも1つで割り切れるものは,包除原理により個である。このうち 自身を除く731個は合成数である。
次にの8個の素数から,重複を許して2個を選び,その積を考える。最大でもであり,積はすべて 以下の合成数である。素因数分解の一意性により異なる選び方は異なる整数を与え,その個数は個である。これらは のどれでも割り切れないので,先の731個とは重ならない。
したがって合成数は少なくとも個ある。さらに は素数でないから, 以下の素数の個数は高々である。
総評
難度4,計算量4。目安時間は10分。実際の素数を列挙せず,素数候補を232個以下へ絞る問題である。解法1は4集合の包除原理を正確に回す方法,解法2は包除を3集合に軽くし,7以上の素数2個の積36個を追加する方法である。どちらも『候補に1が入っても上界としては問題ない』ことを明記すると論理が締まる。