方針
, と三角形の条件 を用い,差の平方を判別式 に直す。(2)は固定した に対する の範囲から値域を求める。
解答
(1)
解と係数の関係より3辺 が三角形をつくるための条件はである。まただから,この条件はと同値である。このとき なので,2実根 はともに正である。
したがって求める領域は下側の境界は含まず,上側の境界は含む。
(2)
求める値を とおくと(1)の の範囲からしたがって は より大きく より小さい。逆に任意のに対し, とおいて , とすれば上端の等号でその値を実現できる。よって
別解
解法2(和と差を直接パラメータにする)
方針
, とおく。三角形条件は単に となり,, から領域と値域を同時に読める。
解答
(1) とおく。3辺 が三角形をつくるための必要十分条件は実際, なので , はともに正である。
解と係数の関係からしたがって を動かすとを得る。
(2)
同じ を用いるとここで , だからさらに,任意のこの範囲の に対しと選べば であり,その値を実現する。したがって値域はである。
総評
難度6,計算量5。目安時間は18分。三角形条件の本体は『和が1より大きく,差が1より小さい』ことである。領域図では と下側放物線を含まず,上側放物線だけを含む。値域の端点を除くだけでなく,区間内のすべての値が実現することを の選択で保証すると完全な答案になる。