方針
は を確認して平方することで必要十分性を示す。 では絶対値の中身と右辺を , と見抜く。具体的に , とおけば, から一度に が得られる。交点も求めて図示する。
解答
(1)
とする。このとき でありだからである。
逆に とする。左辺は0以上なので である。したがって両辺を平方できより を得る。 かつ なので, はともに0以上である。
以上からが示された。
(2) とおくとよって与えられた不等式はである。 の結果により,これはと同値である。すなわちである。
円 と放物線 の交点ではだからしたがって求める領域は,単位円の内部および周上で,放物線 の下側にある次図の青色部分である。境界はすべて含む。
別解
解法2(二重不等式へ直接分解)
方針
は と同値変形すれば,各辺から が直接出る。 は , とおき, を に分解する。得られた2条件から逆向きも成立することを確認する。
解答
(1) である。最後の同値は,左側の不等式が ,右側が と同値であることによる。
(2)
, とおくとである。ここでは を用いたので,逆向きも含む完全な同値変形である。
よって領域はであり,単位円内で放物線 の下側の部分である。円と放物線の共有点はで,境界を含む。
総評
公式問題・公式出題意図・参照解答を照合済み。公式意図では, の必要十分条件を理解して論述し,その結果をの同値変形に利用することが明示されている。, とおけば問題の左右が , になり,設問間のつながりが最も鮮明になる。図示では単に「円内かつ放物線の下」と書くだけでなく,共有点と境界を含むことまで示す。想定時間は18分程度。