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一橋大学 2023年度
文系数学 第4問

問題

平面上で,座標と座標がともに正の整数であるような各点に,右の図のような番号をつける.点につけた番号をとする.たとえば,である.(1) が成り立つことを示せ.(2) となるような整数の組を求めよ.

一橋大学 2023年度 第4問の図1
出典:一橋大学 2023年度 前期 文系 第4問

方針

解法1

図の番号は, が一定の斜め列ごとに並び,その列の中では の小さい方から大きい方へ進む規則になっている。したがって と表せる。この式を使って(1)を恒等式として示し,(2)は と置いて範囲から一意に決める。

解法2(隣接点の番号差を使う方法)

とし、同じ斜め列と次の斜め列の番号差を使う。上下・左右へ1つ動いたときの差を先に求めれば、(1)は差の一致として示せる。(2)は4番号を と S だけで表す。

解答

解法1

(1)

図の規則より, が一定である斜めの列ごとに番号が並んでいる。点 の前には, 本の斜め列に含まれる点があり,その個数は

である。また同じ斜め列の中で は下から 番目である。よって

である。この式は,たとえば を与え,問題文の例と一致する。

とおくと

である。したがって

であり,また

である。よって

が成り立つ。

(2)

再び とおく。(1)で得た式から

である。これが に等しいので

を得る。

は正の整数だから, である。よって

である。左の不等式から なので であり,右の不等式から なので である。したがって である。

このとき

より ,すなわち である。したがって であり,求める組は

である。

解法2(隣接点の番号差を使う方法)

とおく。図の並びでは、和が S の斜め列の最後までに 個の点がある。したがって隣接点との番号差は

また から へ移る差も S であるから

よって

が成り立つ。

さらに

なので、(2)の左辺は である。したがって

一方

だから

を用いると

では右辺が496、 では左辺が530なので に限る。このとき

より である。したがって