方針
和の公式で左辺を積の形にし、を得る。右辺が正なので第3因子も正であり、はの約数である。の一方が奇数であることと、奇数部分がの約数であることを使って、連続する2整数の候補を漏れなく絞る。最後にの整数性を確認する。
解答
和の公式よりしたがってなのでは正の整数であり、はの約数である。
は連続する2整数なので一方は奇数である。その奇数はの奇数の約数でなければならないからのいずれかである。この奇数とその前後の偶数を組にし、その積がを割り切り、かつ以下となるものを調べるとだけが残る。よってである。
とおくとである。各候補についてとなる。ではが整数でないので除く。したがって求める組はである。
別解
解法2(判別式で連続整数を抽出する別解)
方針
とおき、がの正の約数であることを使う。方程式が正の整数解をもつ条件はが奇数の平方になることである。この平方条件で約数候補を抽出し、残ったについてを復元する。連続整数の候補を二次方程式の判別式で捉える別解である。
解答
和を計算するとである。は正の整数なのではの正の約数である。
一方、はの正の整数解である。したがって判別式が奇数の平方でなければならない。の正の約数を素因数分解から調べると、この条件を満たすはに限られる。
各についてを計算すると、順にとなる。最後は整数でないから除き、答えはである。
総評
難度5、計算量5、想定時間18分。公式の出題意図どおり、和の公式から積の形を作り、整数の素因数分解へ接続する問題である。単にから順に試すのでは候補の完全性が見えにくいため、主解法では連続2整数の奇数側がの約数であることを使って候補を限定した。別解の判別式は、同じ候補を独立に抽出する検算になる。最後にでが整数にならないことまで確認して初めて完答である。