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一橋大学 2024年度 一般選抜(前期日程)文系数学 第2問

abを実数とする.曲線Cy=x2と曲線Cy=x2+ax+bはある点を共有しており,その点におけるそれぞれの接線は直交している.CCで囲まれた部分の面積の最小値を求めよ.

難易度5/ 10計算量5/ 10目安18

微分積分図形と方程式 接線・法線、解と係数の関係、面積計算不等式評価、パラメータ処理

方針

2曲線の交点のx座標をα,βとする。交点方程式の解と係数の関係を使うと、一方の交点での2本の接線の傾きが2α,2βと書ける。直交条件から積αβを求めてb=1/2を決定する。囲まれた面積は交点間距離d=βαだけでd3/3と表せるため、aについて最小化する。

解答

2曲線の交点のx座標をα,βとする。交点方程式は2x2axb=0なのでα+β=a2,αβ=b2.x=αにおけるCの接線の傾きは2αである。一方、Cの接線の傾きは2α+a=2α+2(α+β)=2βである。2本の接線が直交するから(2α)(2β)=1.したがってαβ=1/4でありb=12と定まる。このとき交点方程式は2x2ax1/2=0で、判別式はa2+4>0だから2交点は異なる実数である。α<βとするとd=βα=a2+42.2曲線の差は(x2+ax+12)x2=2(xα)(xβ)であり、αxβでは2(xα)(βx)となる。囲まれた面積をSとし、u=xαと置けばS=2αβ(xα)(βx)dx=20du(du)du=d33=(a2+4)3/224.よってa=0のとき最小となりSmin=43/224=13.このときb=1/2で、実際に条件を満たす。

等号時はa=0, b=1/2で、交点はx=±1/2である。

別解

解法2(共有点を媒介変数にする別解)

方針

条件を満たす共有点を(t,t2)と置き、通過条件と接線の直交条件からa,btで表す。もう一つの交点sを解と係数の関係で求めると、交点間距離がt+1/(4t)となる。面積を距離の3乗で表し、u=2tに対するu+1/u2で最小値を出す。

解答

条件にある共有点を(t,t2)とする。この点がC上にもあることからt2=t2+at+b.また、この点における2曲線の接線の傾きは2t,2t+aなので2t(2t+a)=1.特にt0であり、二式からa=2t12t,b=2t2at=12を得る。

交点方程式2x2axb=0のもう一つの解をsとするとt+s=a2=t14tだからs=1/(4t)である。解法1と同じ積分計算により、交点間距離をd=tsとすれば面積はd3/3である。ここでd=t+14t=122t+12t.u=2tとおくとu0でありu+1u2だからd1である。等号はu=±1、すなわちt=±1/2のとき成立する。よって面積の最小値は133=13である。

総評

難度5、計算量5、想定時間18分。最短の要点は、交点の2根をα,βとしたとき、同じ交点での接線の傾きが2α,2βとなることである。これにより直交条件と根の積が直結し、公式の出題意図が示すb=1/2を先に確定できる。面積d3/3は積分を省略せず導出した。共有点をtで表す別解でもb=1/2d1が得られ、図の等号例a=0を含めて最小値1/3を相互確認している。

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出典: 一橋大学 2024年度一般選抜(前期日程)数学(大学公式の問題PDF(2ページ))。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。