問題
を実数とする.曲線と曲線はある点を共有しており,その点におけるそれぞれの接線は直交している.とで囲まれた部分の面積の最小値を求めよ.
出典:一橋大学 2024年度 一般選抜(前期日程) 文系 第2問
方針
解法1(2交点の解と係数を使う方法)
2曲線の交点の座標をとする。交点方程式の解と係数の関係を使うと、一方の交点での2本の接線の傾きがと書ける。直交条件から積を求めてを決定する。囲まれた面積は交点間距離だけでと表せるため、について最小化する。
解法2(共有点を媒介変数にする別解)
条件を満たす共有点をと置き、通過条件と接線の直交条件からをで表す。もう一つの交点を解と係数の関係で求めると、交点間距離がとなる。面積を距離の3乗で表し、に対するで最小値を出す。
解答
解法1(2交点の解と係数を使う方法)
2曲線の交点の座標をとする。交点方程式は
なので
におけるの接線の傾きはである。一方、の接線の傾きは
である。2本の接線が直交するから
したがってであり
と定まる。このとき交点方程式はで、判別式はだから2交点は異なる実数である。とすると
2曲線の差は
であり、ではとなる。囲まれた面積をとし、と置けば
よってのとき最小となり
このときで、実際に条件を満たす。
{ 等号時はで、交点はである。}
解法2(共有点を媒介変数にする別解)
条件にある共有点をとする。この点が上にもあることから
また、この点における2曲線の接線の傾きはなので
特にであり、二式から
を得る。
交点方程式のもう一つの解をとすると
だからである。解法1と同じ積分計算により、交点間距離をとすれば面積はである。ここで
とおくとであり
だからである。等号は、すなわちのとき成立する。よって面積の最小値は
である。