方針
と置き、中心を内部に含まない三角形を余事象として数える。奇数角形には対頂点がないため、中心を含まないことは3頂点がある開半円内に収まることと同値であり、円周上の3間隔のうち一つが以上になる。その大きな間隔の直後の頂点を一意な始点として、残り2頂点を次の頂点から選ぶ。
解答
とおく。ただしは正の整数である。全ての選び方は通りである。
は奇数なので正角形に対頂点はなく、中心が選んだ三角形の辺上に来ることはない。三角形がを内部に含まないことは、3頂点がある開半円内に収まることと同値である。
選んだ3頂点を円周順に並べ、隣り合う選択点の間隔を辺の本数で測る。3間隔の和はである。中心を含まない場合には一つの間隔が以上であり、そのような間隔は二つ同時には存在できない。
大きな間隔の直後の選択点を始点として選ぶ。この始点は通りである。残り2点は、始点から時計回りに続く個の頂点の中から選べばよいので通りである。大きな間隔が一意なので重複はない。
したがって中心を含む選び方はよって
別解
解法2(3つの円周間隔を直接数える別解)
方針
選んだ3頂点の円周上の間隔を正整数で表す。中心を内部に含むための必要十分条件は、全ての間隔が以下であることになる。和がとなる正整数3組から、いずれかが以上となる組を除き、始点の選び方通りと同じ三角形を3回数える重複を調整する。
解答
とおく。選んだ3頂点を円周上の順に見たとき、隣り合う頂点間の辺数をとする。これらは正の整数でを満たす。奇数角形には対頂点がないため、三角形が中心を内部に含むための必要十分条件はである。
正整数解の総数はである。例えばの場合、と置くととなるので、その個数はである。同様のものが3か所ある。また二つの間隔が同時に以上になることは、和がなので不可能である。よって条件を満たす間隔3組は通りである。
円周上の始点は通りに選べるが、一つの三角形は選んだ3頂点のどこを始点にするかで3回数えられる。したがって中心を含む三角形は個である。全ての三角形は個だからである。
総評
難度6、計算量5、想定時間22分。が奇数なので対頂点がなく、中心が三角形の辺上に来ないことを最初に押さえる。主解法は中心を含まない余事象を「一つの開半円に入る」と捉え、大きな円周間隔の直後を一意な始点にして重複を防いだ。別解は3間隔の正整数解を直接数え、始点による3重計数を補正する。では式が、ではとなり、小さい正多角形の図でも検算できる。