方針
から、が原点で互いに二等分されることを見抜く。したがっては平行四辺形であり、ひし形条件は対角線の直交と同値である。面積は直交する対角線の積の半分で表し、のもとでを使って最小化する。
解答
(1) であるから、線分とは原点で互いに二等分される。よっては平行四辺形である。範囲条件から4点は退化しない。
空間内のひし形を、その平面上へ投影した模式図。
平行四辺形がひし形であるための必要十分条件は、2本の対角線が直交することである。ここでなのでしたがって求める関係式はである。
(2)
とからである。ひし形の面積をとすると、対角線が直交するのでを使えばかつよりこの範囲でははが大きいほど小さい。等号はのとき成立する。したがって
別解
解法2(辺の長さと微分を用いる別解)
方針
平行四辺形であることを確認した後、隣り合う辺の長さが等しいというひし形条件を使ってを導く。面積は対角線からだけの関数にし、その平方に現れる4次式を微分する。相加相乗を使わず、公式の出題意図が挙げる微分法で最小値を確認する。
解答
(1)
なのでは平行四辺形である。隣り合う辺のベクトルはしたがって平行四辺形がひし形であることはと同値である。両辺の平方の差を取るとだからを得る。
(2)
かつよりである。ひし形の面積はである。平方根は単調増加なのでを最小化すればよい。微分すると第2因子はである。よってはで減少し、で増加する。したがって、すなわちで最小となりである。
総評
難度5、計算量5、想定時間18分。から、4点が原点を対角線の交点とする平行四辺形を作ることを先に確定する。主解法は対角線の直交、別解は隣辺の等長という、ひし形の二つの同値条件からともにを得た。範囲条件と合わせてになる点も重要である。面積の最小化は公式資料が挙げる相加相乗と微分の両方を収録し、いずれも、最小値に一致する。