方針
bn=log10an とおき,線形漸化式を2つの一次結合で解く。単調性を確認し,n=14,15 の境目を評価する。
解答
bn=log10an とおくとbn+2=bn+1+2bn,b1=21log102,b2=21log105である。漸化式から bn+1+bn と bn+1−2bn は,それぞれ公比 2,−1 の等比数列になるのでbn+1+bn=2n−2,bn+1−2bn=21log1045(−1)n−1.両式の差をとると3bn=2n−2−21log1045(−1)n−1を得る。0<21log10(5/4)<1/2 より3b14<4096+21<6078,3b15>8192−21>6078.また全項が1より大きいので an+2=an+1an2>an+1 である。したがって an≧102026 となる最小の n は 15 である。
別解
解法2
方針
an=2pn/25qn/2 と表し,2と5の指数を同じ特性方程式で追跡する。
解答
a1=21/2,a2=51/2 だからan=2pn/25qn/2とおく。指数を比較し,特性方程式 r2−r−2=0 を用いるとpn+2=pn+1+2pn,(p1,p2)=(1,0),qn+2=qn+1+2qn,(q1,q2)=(0,1),pn=32n−1+2(−1)n−1,qn=32n−1−(−1)n−1を得る。したがってlog10an=32n−2+(−1)n−1(21log102−61)であり,補正項の絶対値は 1/3 未満である。よってlog10a14<34096+31<2026,log10a15>38192−31>2026.数列は単調増加するから,求める最小の n は 15 である。
総評
難度5,計算量4。想定時間は15分程度。対数化後の一次結合と,2・5の指数を追う特性方程式の2解法を示した。最小性には n=14 の不成立,n=15 の成立,単調増加の3点が必要である。初項の平方根と境界2項の片方を落とさないこと。
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出典: 一橋大学 令和8年度一般選抜(前期日程)数学(公式問題)(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。