方針
まず平面 の方程式を求める。座標軸との交点でできる三角形から,立方体の外にはみ出る3つの相似な小三角形を除いて切り口の面積を出す。最後に原点から平面までの距離を高さとして錐体の体積を計算する。
解答
平面 の法線ベクトルを とおく。, であるから,を満たす。よって法線ベクトルとして をとれる。点 を通るので,平面 はである。
この平面と 軸との交点をそれぞれ とすると,である。, より,三角形 の面積 はである。
三角形 から,立方体の外に出る部分を除く。 側で除かれる三角形は相似比 , 側で除かれる三角形は相似比 , 側で除かれる三角形は相似比 である。したがって切り口の面積 はである。
大三角形から3頂点側の相似な小三角形を除く関係は,次の模式図で確認できる。
\hfil
\hfil
原点から平面 までの距離はである。よって求める体積はである。
別解
解法2
方針
切り口面積と原点から平面までの距離を別々に求めず,座標軸との切片を底面とする大きな四面体の体積を先に出す。切り口で除かれる3つの三角形の面積比は,対応する錐体の体積比に等しい。
解答
3点 を通る平面は,解法1と同様にである。座標軸との交点を とするととなる。四面体 の体積はである。
三角形 のうち立方体の外にある部分は, 側の3つの相似な小三角形である。その相似比は順にだから,切り口の面積は三角形 の面積の倍である。これらをすべて頂点 と結んだ錐体は高さが共通なので,体積比も底面積比に等しい。したがって求める体積はである。
総評
難度6,計算量7。想定時間は25分程度。平面 と切り口が六角形になることを押さえ,大三角形から相似な3小三角形を除く。標準解法は面積と高さを求め,別解は四面体 の体積へ面積比 を直接掛ける。相似比をそのまま面積比にすること,切片三角形全体を立方体内の切り口とみなすことが典型的な誤りである。