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一橋大学 2026年度 前期文系数学 第1問

条件{x27x+1=y2,y>0を満たす整数の組 x,y を求めよ。

難易度5/ 10計算量5/ 10目安18

整数方程式・不等式 展開・因数分解、場合分け、剰余分類、範囲評価

方針

u=2x7 とおくと,x が整数であることは u が奇数であることと対応し,x27x+1=(u245)/4 となる。u245 の場合は差の平方の因数分解で調べ,u2<45 の場合は u2+(2y)2=45 から有限個に絞る。

解答

u=2x7 とおく。すると u は奇数で,x=(u+7)/2 であり,x27x+1=u2454である。

まず u245 の場合を考える。このとき u2(2y)2=45 であるから,(u+2y)(u2y)=45となる。y>0 より u+2y>u2y である。正負を含めて積が 45 となる奇数の組を調べると,(u+2y,u2y)=(45,1),(15,3),(9,5),(5,9),(3,15),(1,45)である。これらから順に(x,y)=(15,11),(8,3),(7,1),(0,1),(1,3),(8,11)を得る。

次に u2<45 の場合を考える。このとき (2y)2=45u2 である。u は奇数で u<45 だから,u=±1,±3,±5 を調べればよい。45u2 が正の偶数の平方となるのは u=±3 のときだけで,このとき 2y=6 である。したがって (x,y)=(2,3),(5,3) を得る。

以上より,求める整数の組は(8,11),(1,3),(0,1),(2,3),(5,3),(7,1),(8,3),(15,11)である。

総評

難度5,計算量5。想定時間は18分程度。絶対値の中の符号で分け,正の場合は差の平方の因数分解,負の場合は有界な平方和へ帰着する。採点上の核は u=2x7 による平方完成,負の因数対まで含めた列挙,u2<45 の場合の確認である。絶対値を外す際に一方の符号だけを扱うこと,y>0 を最後に確認しないことが典型的な失点になる。

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出典: 一橋大学 令和8年度一般選抜(前期日程)数学(公式問題)(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。