方針
放物線上の点を とおき、直線 と 平面の交点 を媒介変数で表す。円に含まれる条件は、単に見た目で2次式を円と判定するだけでなく、 という円の一般形に代入し、すべての で成り立つための係数条件として求める。最後に得た が実際に円を与えることを確認する。
解答
放物線上の点を とおく。 なので であり、以下の分母は にならない。直線 上の点は と表される。これが 平面上にあるとき だから である。したがって交点 は である。
この点がある1つの円に含まれると仮定する。 平面内の円は、適当な定数 を用いて と書ける。ここへ上の を代入する。 は について奇関数、他の項は偶関数であり、 と の両方で成り立つ必要があるから、まず でなければならない。
そこで とおくと、 である。円の式に代入し、 を掛けると が無限に多くの で成り立つ。したがって恒等式として係数がすべて でなければならない。
係数を比較すると である。 より だから であり、さらに となる。これを中央の式に代入して を得る。 より である。
実際に のときは であり、となる。これは という円である。よって求める値は である。
別解
解法2
方針
媒介変数表示から を消去し,軌跡そのものの2次方程式を得る。円なら2つの2乗項の係数が等しいことを使って を決める。
解答
放物線上の点を ,交点を とする。直線 の表示からここからである。またしたがってすなわち軌跡はを満たす。
この2次曲線が1つの円に含まれるには, と の係数が等しくなければならない。よって実際, のときすなわちである。したがって求める値は である。
総評
難度7,計算量6,想定時間25分。軌跡の媒介表示を円の一般形へ代入する方法と, を消去する方法の2通りを収録した。答は ,円は 。必要性だけでなく代入による十分性も確認する。