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北海道大学 1999年度 前期日程 第2次学力試験理系数学 第1問

三角形ABCにおいて,面積が1でAB=2であるとき,BC2+(231)AC2の値を最小にするようなBACの大きさを求めよ.

難易度4/ 10計算量3/ 10目安12

図形と方程式三角関数関数 座標設定三角比の利用、式変形

方針

AB を座標軸上に置き、点 C から AB へ下ろした垂線の足を D とする。面積が1で AB=2 なので高さは1であり、AD=x とおくと AC2BC2x の2次式で表せる。求める式を平方完成して最小条件を出し、最後に tanBAC=CD/AD から角度を求める。文系版と異なり垂線の足の位置は明示されていないが、最小を与える x は正なので角度の決定に支障はない。

解答

C から直線 AB に下ろした垂線の足を D とし、AD=x とおく。AB=2 で三角形の面積が1だから 12ABCD=1 より CD=1 である。

したがって、直角三角形 ACDBCD に三平方の定理を用いると AC2=x2+1, BC2=(2x)2+1=x24x+5 である。よってBC2+(231)AC2=(x24x+5)+(231)(x2+1)=23x24x+4+23.これを平方完成すると23x24x+4+23=23(x13)2+4+433.したがって最小となるのは x=13 のときである。

このとき tanBAC=CDAD=11/3=3 であるから BAC=60 である。

別解

解法2

方針

面積条件から AC を角度で表し、余弦定理で目的式を u=cotθ の2次式にする。

解答

θ=BAC とおく。三角形の面積が1で AB=2 だからACsinθ=1,AC=1sinθ.余弦定理よりBC2=4+1sin2θ4cotθ.したがってBC2+(231)AC2=4+23(1+cot2θ)4cotθ=23(cotθ13)2+4+433.0<θ<180 では cotθ はすべての実数値をとるので、最小はcotθ=13のときである。よってBAC=60.

総評

難度4、計算量3、目安12分。垂足の座標による平方完成と、余弦定理から cotθ に帰着する方法を収録。最小を与える角は 60

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出典: 北海道大学 1999年度 前期 理系 第1問。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。