方針
使う2種類の数字の組を先に固定し、両方の数字が少なくとも1回現れる列だけを数える。先頭に0を置けないため、0を含まない組と0を含む組を分けるのが決定的である。(1)は4桁で具体計算し、(2)は同じ考えをそのままn桁へ拡張する。
解答
(1)
4桁の自然数なので、千の位は0ではない。この条件だけが0を含む場合を特別にする。
まず、使う2種類の数字がどちらも0でない場合を数える。数字の組の選び方は 通りである。組を1つ固定すると、4つの各桁には2通りの入れ方があるが、ちょうど2種類の数字から成り立つには、2種類のうち片方だけでできている列を除く必要がある。したがって、この場合の個数は である。
次に、使う2種類の数字の一方が0である場合を数える。0と組になる数字は1から9までの9通りである。この数字をdとすると、千の位は必ずdでなければならない。残り3桁には0またはdを入れられるが、0が一度も出ないと1種類の数字だけになってしまう。よって残り3桁の入れ方は 通りである。この場合の個数は である。
以上より、求める個数は である。
(2)
同じ方針でn桁を数える。ただしn桁の自然数という条件から、先頭の桁は0でない。
0を含まない2種類の数字を使う場合、数字の組は 通りである。組を固定すると全体では 通りの列があるが、片方の数字だけでできる2通りを除く。したがって 通りである。
0を含む場合、0と組になる数字は9通りである。先頭の桁はその0でない数字に決まり、残り 桁には0またはその数字を入れる。ちょうど2種類にするには、残り 桁のどこかに0が必要であるから、入れ方は 通りである。よってこの場合は 通りである。
したがって求める個数は である。なお、 を代入すると となり、(1)と一致する。
先頭桁と使用する数字の分類
別解
解法2
方針
数字の組を先に選ぶ代わりに、使用可能な数字を固定した列を包除原理で数える。0を含まない組では両方の数字が少なくとも1回現れる条件を引き、0を含む組では先頭が0でない条件を最初に固定する。
解答
(1)
0を含まない2数字の組は 組ある。1組を固定したとき、4桁の列 通りから同じ数字だけを4回並べる2通りを除くので通りである。
0を含む組は の9組である。先頭は に決まり、残り3桁は のいずれかである。ただし0が一度も現れない1通りを除くので通りである。ゆえに総数は(2)
同じ分類を 桁へ広げる。0を含まない場合は通り、0を含む場合は通りである。したがって個である。 でもこの式は0となり、「ちょうど2種類」という条件と一致する。
総評
難度4、計算量4。目安時間は12〜16分。最大の注意点は、0を含む数字の組だけ先頭桁の扱いが異なることである。「使える数字が2種類」ではなく「実際にちょうど2種類が現れる」ため、1種類しか現れない列を必ず除く。一般式へ を代入して567になること、 で0になることがよい検算になる。