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北海道大学 2002年度 前期日程 第2次学力試験文系数学 第1問

(1) 1000から9999までの4桁の自然数のうち,
1000や1212のようにちょうど2種類の数字から成り立っているものの数を求めよ.

(2) n桁の自然数のうち,
ちょうど2種類の数字から成り立っているものの個数を求めよ.

難易度4/ 10計算量4/ 10目安15

場合の数 数え上げ、場合分け、余事象

方針

使う2種類の数字の組を先に固定し、両方の数字が少なくとも1回現れる列だけを数える。先頭に0を置けないため、0を含まない組と0を含む組を分けるのが決定的である。(1)は4桁で具体計算し、(2)は同じ考えをそのままn桁へ拡張する。

解答

(1)
4桁の自然数なので、千の位は0ではない。この条件だけが0を含む場合を特別にする。

まず、使う2種類の数字がどちらも0でない場合を数える。数字の組の選び方は 9C2=36 通りである。組を1つ固定すると、4つの各桁には2通りの入れ方があるが、ちょうど2種類の数字から成り立つには、2種類のうち片方だけでできている列を除く必要がある。したがって、この場合の個数は 9C2(242)=3614=504 である。

次に、使う2種類の数字の一方が0である場合を数える。0と組になる数字は1から9までの9通りである。この数字をdとすると、千の位は必ずdでなければならない。残り3桁には0またはdを入れられるが、0が一度も出ないと1種類の数字だけになってしまう。よって残り3桁の入れ方は 231=7 通りである。この場合の個数は 9(231)=63 である。

以上より、求める個数は 504+63=567 である。

(2)
同じ方針でn桁を数える。ただしn桁の自然数という条件から、先頭の桁は0でない。

0を含まない2種類の数字を使う場合、数字の組は 9C2 通りである。組を固定すると全体では 2n 通りの列があるが、片方の数字だけでできる2通りを除く。したがって 9C2(2n2)=36(2n2) 通りである。

0を含む場合、0と組になる数字は9通りである。先頭の桁はその0でない数字に決まり、残り n1 桁には0またはその数字を入れる。ちょうど2種類にするには、残り n1 桁のどこかに0が必要であるから、入れ方は 2n11 通りである。よってこの場合は 9(2n11) 通りである。

したがって求める個数は 36(2n2)+9(2n11) である。なお、n=4 を代入すると 36(162)+9(81)=504+63=567 となり、(1)と一致する。

先頭桁と使用する数字の分類

別解

解法2

方針

数字の組を先に選ぶ代わりに、使用可能な数字を固定した列を包除原理で数える。0を含まない組では両方の数字が少なくとも1回現れる条件を引き、0を含む組では先頭が0でない条件を最初に固定する。

解答

(1)

0を含まない2数字の組は 9C2=36 組ある。1組を固定したとき、4桁の列 24 通りから同じ数字だけを4回並べる2通りを除くので36(242)=504通りである。

0を含む組は {0,d} (d=1,,9) の9組である。先頭は d に決まり、残り3桁は 0,d のいずれかである。ただし0が一度も現れない1通りを除くので9(231)=63通りである。ゆえに総数は504+63=567.(2)

同じ分類を n 桁へ広げる。0を含まない場合は9C2(2n2)=36(2n2)通り、0を含む場合は9(2n11)通りである。したがって36(2n2)+9(2n11)個である。n=1 でもこの式は0となり、「ちょうど2種類」という条件と一致する。

総評

難度4、計算量4。目安時間は12〜16分。最大の注意点は、0を含む数字の組だけ先頭桁の扱いが異なることである。「使える数字が2種類」ではなく「実際にちょうど2種類が現れる」ため、1種類しか現れない列を必ず除く。一般式へ n=4 を代入して567になること、n=1 で0になることがよい検算になる。

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出典: 北海道大学 2002年度 前期 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。