方針
非減少列は各数字の個数で決まる。最後が である列を作るには,最後の を1つ固定し,残り 個に1から までの数字を非減少に並べればよい。これにより , を求める。(2)は最初の 個の非減少列の最後の値を とし,最後の は より小さい 通りから選ぶ。最後に全事象 で割る。
解答
(1)
(i)
最後が1で非減少ならば,すべての項が1である。したがって である。
最後が2で非減少ならば,列は1がいくつか並んだ後に2が並ぶ形である。最後は必ず2なので,1の個数は の 通りである。よって である。
(ii) とする。 で非減少である列は,直前までの最後の値が1から のいずれかである。したがって である。
また, は最後の を1つ固定し,残り 個に1から までの数字を非減少に並べる方法の数である。したがって個数の分配で数えると であり, である。
(2) とおく。最初の 個が非減少で,その最後の値が であるとする。このとき は の 通りから選べる。
したがって条件を満たす数列の個数は である。ここに(1)の結果を代入するとである。 として整理すると となる。
全事象は, 回それぞれ4通りなので 通りである。よって求める確率は である。
非減少列は,直前の末尾の値を累積して次の個数を作る。
総評
難度5,計算量5。文系第3問の拡張で,数字が4種類に増えた分だけ と最後の下がり方の係数が増える。非減少列を「個数の分配」と見ると式が安定し,漸化式の意味も確認しやすい。(2)では のとき最後の選択肢が 個であることを明示するのが採点点である。確率にする段階で全事象を組合せではなく 通りとする点に注意したい。18分前後が目安である。