方針
まず S1=1 から S2,S3 を求める。an+1=Sn+1−Sn と an=Sn−Sn−1 を使い,Sn を消去して an+1=2an+2n+1 を得る。最後は一次式の特解を引いて等比型にする。
解答
(問1)
S1=a1=1 であるからS2=2S1+12+2⋅1=5である。したがってa2=S2−S1=4である。またS3=2S2+22+2⋅2=18よりa3=S3−S2=13である。
(問2)an+1=Sn+1−Sn=Sn+n2+2nである。また n≧2 のときSn=2Sn−1+(n−1)2+2(n−1)であるからan=Sn−Sn−1=Sn−1+(n−1)2+2(n−1)である。よってSn=Sn−1+an=2an−n2+1となる。したがってan+1=2an+2n+1である。
(問3)
(問2)よりan+1+2(n+1)+3=2(an+2n+3)である。a2=4 だからa2+2⋅2+3=11であり,n≧2 に対してan+2n+3=11⋅2n−2である。よってan=11⋅2n−2−2n−3(n≧2)である。
別解
解法2
方針
まず Sn 自体の漸化式に2次式の特解を置き、Sn の一般項を直接求める。その差 Sn−Sn−1 から an を得る。
解答
(問1)S1=1よりS2=2S1+12+2=5,S3=2S2+22+4=18.したがってa2=S2−S1=4,a3=S3−S2=13.(問2)
与式を n と n−1 について書き、辺々を引くとSn+1−Sn=2(Sn−Sn−1)+2n+1.よってan+1=2an+2n+1(n≧2).(問3)
Sn の2次式の特解をSn(p)=An2+Bn+Cとおく。Sn+1(p)−2Sn(p)=n2+2nの係数を比較するとA=−1,B=−4,C=−5.したがってSn+n2+4n+5は公比 2 の等比数列である。S1=1 よりS1+1+4+5=11なのでSn=11⋅2n−1−n2−4n−5.ゆえに n≧2 でan=Sn−Sn−1=11⋅2n−2−2n−3.
総評
難度4、計算量4。想定時間は12分程度。部分和の漸化式から項の漸化式を作る解法と、部分和 Sn を直接解く解法の2通りで一般項を照合した。適用範囲 n≧2 と初期値 a2=4 を明記する。
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出典: 熊本大学 2018年度 前期 文理共通数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。