方針
二つの不等式を因数分解し, での根の順序を使って解区間を出す。整数個数は二つの開区間に含まれる整数を境界に注意して数える。
解答
(問1)より第1不等式は または 。またより第2不等式は 。したがって(問2)
のとき,後者の区間には の3個,前者の区間には少なくとも の4個が入るので 。 ではちょうどこれら7個であるから最小値は(問3)
では に含まれる整数は の2個である。 の整数個数は,正の整数 でを満たす個数である。これが2個になるのはである。 では後者の区間だけで3個以上になるので不可。
別解
解法2(整数が出入りする境界を表にする)
方針
連立不等式を2つの開区間に直した後、左側の整数を で正の整数に置き換える。(問3)では各整数 が条件 を満たす の範囲を表にし、端点を含むかどうかまで直接数える。
解答
(問1)
2つの左辺を因数分解するとおよびである。 で根の順序を調べると、それぞれおよびとなる。共通部分はである。
(問2)
なら、区間 には少なくとも の3整数が入る。また の長さは なので少なくとも4整数が入る。よって である。実際、 のときであり、入る整数はの7個である。したがって最小値はである。
(問3)
では(問2)より なので、 だけを調べればよい。この範囲では に入る整数は の2個である。
左側の区間で と置くと、正の整数 に対する条件はである。 で候補となる を表にするとである。これを数えると、左側の整数が2個になるのはだけである。右側の2個と合わせて となる範囲はである。
総評
難度6,計算量6。想定時間は22分程度。因数分解後は2つの開区間に分かれ、整数が端点に一致した瞬間は数えない。(問3)では連続な区間だけでなく孤立値 が生じるため、床関数を急いで使うより、整数ごとの出入り境界を表にする方が安全である。