方針
固定した正整数 に対し,連続変数 を先に最適化する。相加相乗平均により の最小値が と分かるため,『ある が存在する』という条件は という整数条件に変わる。最後は漏れなく個数を数える。
解答
(問1)
のとき条件はである。正の整数について数えるとであり、では存在しない。したがっての要素の個数はである。
(問2)
点について考える。相加相乗平均よりであり、等号はのとき成り立つ。したがって、あるでとなるための条件はである。よってどのに対しても含まれない最小の正の整数はである。
(問3)
正の整数を固定すると、相加相乗平均よりであり、等号はのとき成り立つ。したがってとなる条件はすなわちである。に対するの個数は順にである。よって個数はである。
別解
別解(判別式でパラメータの存在条件を判定)
方針
不等式に正の を掛け, の二次不等式へ直す。上に凸ではなく下に凸の二次式が0以下になる正の が存在する条件を判別式で判定し,公式解答例と同じ整数条件を得る。
解答
(問2)
はと同値である。この二次式の頂点は にあるから,正の で0以下になるための条件は判別式が0以上,すなわちよって ではある が存在し,どの でも入らない最小の は13である。
(問3)
同様にを満たす正の が存在する条件はすなわち である。したがって
総評
【公式解答例との対応】公式の判別式法と,より短い相加相乗平均法を併記した。どちらも存在条件 ,すなわち を与え,,最小の , と一致する。
難度5,計算量4,想定時間16分。 は正整数なので は と同値である。 を13へ切り上げる・12へ切り下げる場面を混同しないこと。
【独立検算】 を全列挙し,問1についても四分円内の正格子点15個を別に数えた。