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京都大学 1987年度 後期日程 第2次学力試験文系(後期)数学 第5問

互いに同形のガラス玉g個と,互いに同形のダイヤモンドd個と,表裏のあるペンダント1個とを,
まるくつないでネックレス状のものを作る.
ただし,ペンダントの両隣はダイヤモンドにする.(d2,g1)

(1) 何通りの作り方があるか.

(2) どの2個のダイヤモンドも隣り合わないことにしたら,何通りの作り方があるか.

難易度6/ 10計算量5/ 10目安18

場合の数 数え上げ、場合分け

方針

表裏のある唯一のペンダントを基準にすれば、回転や裏返しによる同一視はなく、両隣のダイヤモンドの間に残りの玉を一列に並べる問題になる。(2)では端のダイヤモンドとの隣接も避けるため、ガラス玉間の隙間を選ぶ。

解答

ペンダントの表を手前にして位置を固定すると、左右が区別される。両隣にダイヤモンドを1個ずつ置く。

(1) 残るg+d2個の場所のうち、d2個をダイヤモンドの場所として選べばよい。したがってg+d2Cd2通りである。

(2) 両端のダイヤモンドの間に、まずg個のガラス玉を並べる。端のダイヤモンドと隣り合わず、またダイヤモンド同士も隣り合わないため、残るd2個のダイヤモンドは、ガラス玉どうしのg1個の隙間に高々1個ずつ入れる。よって{g1Cd2,dg+1,0,d>g+1通りである。

別解

解法2:非隣接位置を詰めて数える

方針

ペンダントを固定して輪を一列に開く。(1)はガラス玉の位置を選ぶ。(2)は両端を除く位置から隣り合わない d2 個を選び、番号を詰める標準的な全単射で数える。

解答

ペンダントの表を手前に固定して輪を切り開くと、左右は区別される。ペンダントの両隣にはダイヤモンドを固定する。

(1)
残る g+d2 個の場所から、g 個のガラス玉の位置を選べばよい。したがってg+d2Cg=g+d2Cd2通りである。

(2)
残る一直線上の N=g+d2 個の場所を左から 1,,N とする。両端の場所1と N にダイヤモンドを置くと、ペンダント隣の固定ダイヤモンドと隣り合ってしまう。したがって残る r=d2 個のダイヤモンドは、内部の N2 個の場所から互いに隣り合わないように選ぶ。

選んだ番号を2i1<i2<<irN1,ij+1ij+2とする。jj=ij(j1) と詰めれば、これは2j1<j2<<jrNrを満たす通常の選び方と一対一に対応する。よって通り数はNr1Cr=g1Cd2.これは d2g1、すなわち dg+1 のときであり、それ以外は0通りである。

総評

難度6、計算量5、目安時間18分。ペンダントを固定して輪を一列に開き、隙間選択と非隣接位置の圧縮の2通りで数えた。ペンダントの表裏があるため反転を同一視しないこと、両端の固定ダイヤモンドに隣接する位置を除くことが要点である。

冊子PDFで見る京大の場合の数の問題で問題集を作る

出典: 京都大学 1987年度 後期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。