方針
格子路を 各方向の単位移動の語として表す。表面上に留まるには、第3種類目の方向が初めて現れるまでに、先の2方向の一方が 回完了している必要がある。(1)は指定辺へ初めて到達する位置で分け、(2)は最後に現れる方向を選んで数える。
解答
座標をとする。最短経路は正の 方向の移動を各 回行う長さ の経路である。
(1) 辺 を通るには、最初の 方向移動より前に 方向移動を 回終える必要がある。 回目の 移動の前に 移動が 回あるとすると、そこまでの並べ方は通り、その後の 回の 移動と 回の 移動の並べ方は通りである。よって通りである。最後の等式は積を「 個の の最後の位置」で分類するVandermonde型の数え上げである。
(2) 3方向のうち最後に初めて現れる方向を選ぶ方法は3通りである。例えば が最後とする。最初の より前には がともに現れ、どちらか一方はすでに 回現れている。
が 回、 が 回 現れてから最初の が現れる経路数は を入れ替えたものを2倍し、両方が 回の場合の重複 を引く。ここでであり、 の項は である。従って最後の方向を固定した個数は求める総数は
総評
立方体表面の制約を語の初出条件へ変換する最難関級の数え上げで目安は30分。表面条件を落として単純な多項係数にしないことと、最後に現れる方向の重複を正確に引くことが核心である。