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京都大学 1992年度 後期日程 第2次学力試験理系(後期)数学 第1問

0でないxの整式f(x)に対し,
F(x)=0xf(t)dtG(x)=x1f(t)dtとおく.
ある定数pqが存在して,F(G(x))={F(x)}2+pG(x)+qが成立しているとする.

(1) a=01f(t)dtとおくとき,F(x)aを用いて表わせ.

(2) さらに,0x1でのF(x)の最大値が12であるとき,f(x)を求めよ.

難易度8/ 10計算量7/ 10目安22

積分関数数と式 恒等式比較文字消去微分による最大最小

方針

G(x)=aF(x) を代入し、F(x) が区間を動くことから F(ay)y の多項式恒等式として比較する。F の二次式を決め、区間 [0,1] の最大値条件で a を確定する。

解答

a=F(1) とおくと G(x)=aF(x) である。y=F(x) はある区間を動くので、与式はF(ay)=y2+p(ay)+qという y の恒等式である。従って F は二次式である。F(0)=0 よりF(x)=ux2+vxとおく。左辺の y2 の係数を比較すると u=1 である。また F(1)=a より v=a+1 である。

(1) よってF(x)=x(a+1x).実際、係数比較から p=1a, q=a2 も選べるので条件は満たされる。

(2) F は下に凸ではなく上に開かない二次関数で、頂点は x=(a+1)/2 である。頂点が [0,1] にある場合の最大値は(a+1)24.これが 1/2 となり、頂点条件 1a1 を満たすのはa=21.a<1 では区間の最大値は0、a>1 では最大値 F(1)=a>1 なので他に解はない。従ってf(x)=F(x)=22x.

総評

積分で定義された多項式を恒等式から決める難問で目安は22分。F(x) が非定数で値域に区間を含むため係数比較できることと、頂点が区間外の場合も除外することが重要である。

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出典: 京都大学 1992年度 後期 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。