方針
最短経路は右へ5回、上へ5回だけ進む。各格子点までの経路数を、左の点と下の点までの経路数の和で求め、障害点の値は0とする。
解答
各格子点 までの最短経路数を とする。障害点では 、それ以外ではである。ただし座標軸上では、障害物に達する前の値を1とする。この規則で順に計算すると次の表を得る。 は障害点を表す。したがって までの最短経路はである。
別解
解法2
方針
全経路から,4つの障害点の少なくとも1つを通る経路を包含排除で除く。2点以上を通るには座標が右上方向に並ぶ必要があることに注意する。
解答
障害物を無視した最短経路は,右へ5回,上へ5回進む順序の選び方だから通りである。
障害点をとする。各点を通る経路数は順によって1点を指定して通る経路数の和は である。
右上方向に両立する2点の組だけを数えると,である。 と は一方から他方へ右・上だけでは移れないので両立しない。
両立する3点の組は と だけで,それぞれ12通り,合計24通りである。4点すべてを通る経路はない。
包含排除の原理により,障害点を1つも通らない経路数は通りである。
総評
難度4、計算量4。想定時間は12分程度で、完答目標の問題である。障害点の経路数を0として通常の格子経路の漸化式を適用すれば、包含排除より短く安全に数えられる。差がつくのは、最短経路では右・上以外の移動がないことを最初に明記する点である。