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九州大学 2015年度 前期日程 第2次学力試験文系数学 第4問

以下の問いに答えよ。

(1) nが正の偶数のとき,2n1は3の倍数であることを示せ。

(2) pを素数とし,kを0以上の整数とする。
2p11=pkを満たすp,kの組をすべて求めよ。

難易度4/ 10計算量3/ 10目安10

整数 合同式、場合分け、素因数分解

方針

(1)n=2m と書き、221(mod3) を用いる。(2) は p=2 を別に処理し、k=0 が許されていることを落とさない。p が奇素数なら p1 は正の偶数なので (1) から左辺は3の倍数になる。右辺 pk が3の倍数になるには、k1 かつ p=3 が必要である。最後に p=3 を元の式へ代入し、k を一意に決める。候補を出したあと実際に成り立つことまで確認する。

解答

(1) n は正の偶数であるから、ある正の整数 m を用いて n=2m と書ける。ここで 22=41(mod3) である。したがって 2n=22m=(22)m1m1(mod3) である。よって 2n10(mod3) となる。つまり 2n1 は3の倍数である。

(2)

まず p=2 の場合を調べる。このとき 2p11=211=1 である。一方、右辺は pk=2k であるから、方程式は 2k=1 となる。k は0以上の整数なので、これは k=0 のときに限り成り立つ。したがって (p,k)=(2,0) は解である。

次に p が奇素数である場合を考える。このとき p1 は正の偶数である。したがって (1) より 2p11 は3の倍数である。よって、等式 2p11=pk が成り立つなら、右辺 pk も3の倍数でなければならない。

ここで k=0 なら pk=1 であり、3の倍数ではない。したがって奇素数の場合には k1 である。k1 のもとで pk が3の倍数になるためには、素数 p 自身が3でなければならない。よって p=3 が必要である。

実際に p=3 を代入すると 2p11=221=3 であるから、3k=3 を得る。したがって k=1 である。

以上より、条件を満たす組は (p,k)=(2,0),(3,1) である。実際、p=2,k=0 では 211=1=20p=3,k=1 では 221=3=31 となり、どちらも条件を満たす。

総評

難度4、計算量3。目安時間は10分。合同式の基本問題だが、k=0 が許されているため p=2 を最初に処理する必要がある。奇素数の場合は p1 が正の偶数であることを明記して (1) を使う。pk が3の倍数になるためには、k1 かつ p=3 が必要であるという順序で書くと論理が抜けにくい。最後は候補を代入して k=1 まで確定する。

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出典: 九州大学 2015年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。