方針
23≡1(mod7) から余りの周期が3であることを使う。(2) は2進表示を3桁ずつの 101 に区切り、各ブロックが8進法の1桁 5 に対応すると見る。
解答
(1) 21≡2,22≡4,23≡1(mod7)であり、以後は周期3で繰り返す。したがってn(mod3)2n(mod7)122401となる。
(2) 101(2)=5 であり、3桁のずれは 23=8 倍に対応する。よってm=5(85+84+83+82+8+1)である。8≡1(mod7) だからm≡5(1+1+1+1+1+1)=30≡2(mod7)となる。求める余りは 2 である。
別解
解法2
方針
(1) は 2n+3−2n=7⋅2n を用いて周期性を直接示す。(2) は2進表示で1が立っている桁を指数 3j と 3j+2 に分け、そのまま合同式で足す。
解答
(1) 任意の自然数 n に対して2n+3−2n=7⋅2nだから、2n+3 と 2n は7で割った余りが等しい。最初の3項は2, 4, 1なので、n≡1,2,0(mod3) の順に余りは 2,4,1 である。
(2) 右端のブロックを j=0 とすると、各 101 で1が立つ桁は 3j と 3j+2 である。したがってm=j=0∑5(23j+2+23j)となる。23≡1(mod7) より、各 j について23j+2+23j≡4+1=5(mod7)である。6ブロックを足してm≡6⋅5=30≡2(mod7)を得る。したがって余りは 2 である。
総評
7を法とする累乗の周期と、2進法の3桁構造を対応させる問題である。目安時間は8〜10分。巨大な2進数を10進法へ完全に直す必要はなく、23≡1(mod7) が両設問を統一する。解法1は 101 を8進法の1桁としてブロック化し、解法2は1が立つ桁を直接足す。指数を3で割った余りまで明記すると、短い答案でも論理が途切れない。
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出典: 九州大学 2018年度 前期 第2問 数学(文系)(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。