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名古屋大学 2021年度
文理共通数学 文系第2問・理系第2問

問題

4つの実数をとおく。以下の問に答えよ。

(1) を示せ。

(2) を小さい順に並べよ。

(3) とし,とする。このときおよびの正負を判定せよ。

出典:名古屋大学 2021年度 前期日程 第2次学力試験 文理共通 文系第2問・理系第2問

方針

解法1(対数の大小を指数比較へ戻して因数分解する)

(1) は底の変換公式で積をただちに1にする。(2) は対数の大小を指数の大小へ戻し, を順に示す。(3) は から と変形し, と因数分解する。あとは の位置関係を使って各因子の符号を判定する。

解法2(零点の配置を符号表で読む)

(1)(2) で得た積と大小関係を使って三次式を因数分解し,3つの零点を数直線上に配置する。代入値を展開せず,各点がどの零点間にあるかと最高次係数の符号だけで判定する。

解答

解法1(対数の大小を指数比較へ戻して因数分解する)

(1)

底の変換公式を用いると

である。

(2)

まず であり,また である。したがって である。

次に は,底 に注意すると と同値である。両辺は正なので2乗して となり,これは成り立つ。よって である。

また と同値であり,両辺を2乗すると であるから成り立つ。したがって である。

(3)

(1) より であるから

である。したがって

である。

さらに を確認しておく。これは すなわち と同値で, より成り立つ。

よって

であり,最初の2因子は正,最後の因子は負である。したがって である。

また だから である。最後に,(2) より なので

である。

解法2(零点の配置を符号表で読む)

(1)

底の変換公式から

である。

(2)

対数の大小を指数の大小へ戻すと

を得る。したがって小さい順は である。

(3)

より

なので

である。したがって3つの零点と判定点の順序は

となる。最高次係数は正で,単根を通過するたびに符号が変わる。

名古屋大学 2021年度 文系第2問・理系第2問の図1

よって は正の区間, は負の区間にあるから

である。