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岡山大学 2018年度 前期文系数学 第3問

k を実数とし、x についての2次方程式x2kx+3k4=0(*)を考える。次の問いに答えよ。

(1) 方程式 () が虚数解をもつような k の値の範囲を求めよ。

(2) 方程式 () が虚数解 α をもち、α4 が実数になるような k の値をすべて求めよ。

難易度5/ 10計算量5/ 10目安16

方程式・不等式複素数平面 判別式、実部虚部比較、場合分け

方針

虚数解の条件は判別式で求める。後半は虚数解を p+qi と置き,解と係数の関係から p,qk で表す。α4 が実数になる条件は,α2 を2乗したときの虚部が0になることとして処理する。

解答

(1)
判別式を D とするとD=k24(3k4)=k212k+16=(k6)220である。虚数解をもつためには D<0 であればよいから625<k<6+25である。

(2)
虚数解を α=p+qi とおく。ただし q0 である。解と係数の関係から,もう一つの解は pqi であり,2p=k,p2+q2=3k4である。よってp=k2,q2=3k4k24である。

またα2=(p2q2)+2pqiであるから,α4 の虚部は4pq(p2q2)である。q0 なので,α4 が実数になるにはp=0またはp2=q2であればよい。

p=0 なら k=0 であり,(1)の範囲に入らない。したがって p2=q2 を考える。これはk24=3k4k24すなわちk26k+8=0である。よってk=2,4であり,いずれも(1)の範囲に含まれる。したがって求める値はk=2,4である。

別解

解法2

方針

虚数解 α が満たす2次方程式を使って α4 を一次式 Aα+B に次数下げする。A,B は実数なので、α が非実数であることから A=0 を得る。

解答

(1)

判別式はD=k24(3k4)=(k6)220.虚数解をもつ条件は D<0 なので(k6)2<20.よって625<k<6+25.(2)

α は方程式 () の解なのでα2=kα(3k4).この関係を繰り返し使うとα4={kα(3k4)}2=k2α22k(3k4)α+(3k4)2={k32k(3k4)}αk2(3k4)+(3k4)2=k(k2)(k4)αk2(3k4)+(3k4)2.末尾の定数項は実数である。α は虚数解、すなわち非実数なので、α4 が実数になるための必要十分条件はk(k2)(k4)=0である。候補はk=0,2,4.このうち k=0 は (1) の範囲外であり、実際に方程式は x24=0 となる。k=2,4 はともに (1) の範囲内にある。したがってk=2,4.

総評

難度5、計算量5。想定時間は16分程度。(1)の判別式が (2) の候補確認にも使われる。実部・虚部で置く解法では q0 を、次数下げの解法では「非実数 α に実係数を掛けた項が残れば実数にならない」ことを明記する。候補 k=0 を虚数解条件で除外して完結する。

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出典: 岡山大学 2018年度 前期 文理共通数学 第3問(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。