方針
内分公式で の座標を求め,球面の方程式を書く。座標平面との交円の半径は,球の半径の二乗から中心と平面の距離の二乗を引いて求める。 は の二次式になるので,平方完成に相当する最小化で最大条件を出す。
解答
(1)
点 は線分 上にあるから である。 と解釈すると,内分公式よりである。したがって球面 の方程式はである。
(2)
平面と球面の交わりは,中心 から 平面までの距離 を用いて,半径の二乗がの円である。よってである。
(3)
同様に, 平面との交円の半径の二乗はであるからである。したがって を最大にすることはを最小にすることと同じである。これを で微分してを得る。よってである。 ではこの値は を満たす。
(4)
(3)の値が であればよいからである。整理するとである。 よりである。
別解
解法2
方針
は、点 の 座標の平方和が小さいほど大きい。そこで を 平面へ射影し、線分上で原点に最も近い点を内積の垂直条件から求める。
解答
(1)
線分 上ではまた よりしたがって(2)
中心から 平面までの距離はである。交円の半径の二乗はなので(3)
同様に中心から 平面までの距離は であるからよってこれは、 の 平面への射影と原点との距離が最小のときに最大となる。 はを結ぶ線分上を動き、その方向ベクトルはである。最短点では だから整理してしたがって(4)
中点で最大となるなら、 の点が最短点である。中点の射影と方向ベクトルは垂直条件からしたがって より
総評
難度6、計算量6。想定時間は22分程度。内分公式、球の平面切断、二次式の最大化が連続する。最初に を確定し、交円の半径の二乗を「球の半径の二乗-中心と平面の距離の二乗」と書くことが重要である。解法2では最大化を 平面上の最短距離へ翻訳し、微分結果を幾何的に検算した。