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岡山大学 2019年度 前期文系数学 第1問

x0<x<1を満たす実数とする.三辺の長さが1,1,2xの二等辺三角形の内接円の半径をr,外接円の半径をRとする.以下の問いに答えよ.

(1) rRxを用いて表せ.

(2) rRを最大にするxとそのときのrRの値を求めよ.

難易度4/ 10計算量4/ 10目安12

図形と方程式関数 三角比の利用、式変形、範囲評価

方針

高さを三平方の定理で表し,面積を底辺と高さから求める。内接円の半径は面積を半周長で割り,外接円の半径は三角形の面積公式から求める。最後に r/Rx の二次式に整理して最大値を調べる。

解答

(1)
二等辺三角形の底辺は 2x,等しい二辺はともに 1 である。底辺に下ろした高さを h とすると,h=1x2である。面積を Δ とするとΔ=122x1x2=x1x2であり,半周長は 1+x であるからr=Δ1+x=x1x21+xである。また三角形の外接円の半径を R とすると,三辺を用いた面積公式Δ=112x4RよりR=121x2である。

(2)
(1)よりrR=x1x21+x21x2=2x(1x)である。したがってrR=2x(1x)=122(x12)2となる。0<x<1 より,これは x=12 のとき最大となり,最大値は 12 である。

別解

解法2

方針

対称軸上にある内心と外心を座標で置く。辺への距離から内接円半径を、頂点までの距離の一致から外接円半径を求め、比を平方完成する。

解答

(1)
底辺の中点を原点としA=(0,h),B=(x,0),C=(x,0),h=1x2とおく。対称性から内心 II=(0,r) と書ける。辺 AC の方程式はhX+xYxh=0であり、h2+x2=1 である。I から BC までの距離も AC までの距離も r だからr=x(hr).したがってr=xh1+x=x1x21+x.外心を U=(0,k) とおく。UA=UC より(hk)2=x2+k2,したがって k=(12x2)/(2h) である。ゆえにR=UA=hk=12h=121x2.(2)rR=xh1+x2h=2x(1x2)1+x=2x(1x).これを平方完成するとrR=122(x12)2.よって 0<x<1 ではx=12のとき最大値 1/2 をとる。

総評

難度4,計算量4。想定時間は12分程度。面積と半周長を使う標準解法に加え、対称軸上の内心・外心を座標で求める方法も押さえたい。内心は三辺から等距離、外心は三頂点から等距離という定義に戻れば、半径の式を混同しにくい。最後は比が 2x(1x) に簡約されることと、定義域 0<x<1 の確認が採点点である。

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出典: 岡山大学 2019年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。