問題
はを満たす実数とする.三辺の長さがの二等辺三角形の内接円の半径を外接円の半径をとする.以下の問いに答えよ.
(1) とをを用いて表せ.
(2) を最大にするとそのときのの値を求めよ.
出典:岡山大学 2019年度 前期 文系 第1問
方針
解法1
高さを三平方の定理で表し,面積を底辺と高さから求める。内接円の半径は面積を半周長で割り,外接円の半径は三角形の面積公式から求める。最後に を の二次式に整理して最大値を調べる。
解法2
対称軸上にある内心と外心を座標で置く。辺への距離から内接円半径を、頂点までの距離の一致から外接円半径を求め、比を平方完成する。
解答
解法1
(1)
二等辺三角形の底辺は ,等しい二辺はともに である。底辺に下ろした高さを とすると,
である。面積を とすると
であり,半周長は であるから
である。また三角形の外接円の半径を とすると,三辺を用いた面積公式
より
である。
(2)
(1)より
である。したがって
となる。 より,これは のとき最大となり,最大値は である。
解法2
(1)
底辺の中点を原点とし
とおく。対称性から内心 は と書ける。辺 の方程式は
であり、 である。 から までの距離も までの距離も だから
したがって
外心を とおく。 より
したがって である。ゆえに
(2)
これを平方完成すると
よって では
のとき最大値 をとる。